浦添でスイーツ
先日浦添市てだこホールで開催された【スイーツフェスタ2013】が好評だった浦添市。
この勢いだと数年後には「スイーツの街 浦添市」なんて呼ばれる日も近いかもしれません。
スイーツの街w
そうですか。スイーツなんですね浦添市!
これは、浦添市の"裏"観光サイトを担っている我々もスイーツの波にうまくのらなくてはなりません。
ということで、今回は浦添市の新たなスイーツを考えてみることにしました。
やばい、桑しかない
意気込んではみたものの、浦添市には特産品は桑ぐらいしかないのです。
そして桑は桑なりに「桑っちーコンテスト」なんかがあって頑張っているわけです。
桑以外のものを使ったスイーツ。..うぐぐぐぐ、全然思いつかない。
そうだ。特産品からスイーツを考えるから難しいのだ。
浦添市にはあれがあるじゃないか。
そう、鬼瓦です。
鬼瓦とは浦添グスクの正殿跡から出土した瓦。現在は「浦添ようどれ」の屋根にレプリカが設置されています。
ウルトラマンのようなたてがみ(?)と、盛り上がったほっぺがたまらない、愛嬌たっぷりの瓦なのです。
鬼瓦、鬼瓦・・・
鬼瓦のレプリカのレプリカ(わけがわかりませんが)が出来ました。
これを元にシリコン型をとり、型枠から鬼瓦型のスイーツを作ろうという算段です。
鬼瓦のシリコン型を取ろう
まずは粘土の鬼瓦より少し大きめの箱(今回は牛乳パック)を用意し、下に粘土を敷き詰めます。
食品用シリコンをA剤:B剤を1:1で混ぜます。
鼻の穴や目元がきちんと再現できるように、隙間にシリコンを流し込みます。
敷き詰めた粘土の中に鬼瓦を入れます。紙パックにくっついてしまうときちんと型がとれないので、隙間を確認しつつ。
シリコンを投入。念のためこのまま24時間放置します。
24時間後。シリコンがしっかり固まりました。
型を取り出す緊張の瞬間。細部はきちんと再現できたのでしょうか。
できていました!
デコボコの反転なので、鼻にテッシュを詰め込まれているようになっている部分が鼻の穴、口元の両端にある穴は牙です。
鬼瓦スイーツを作ってみよう
それでは早速、鬼瓦の型を使った新しい浦添スイーツを開発することにしましょう。
・鬼瓦ゼリー
まずはゼリー。オレンジジュースにゼラチンを混ぜてよく溶かし、後から取り出しやすいよう薄くサラダオイルを塗った型に流し込みます。
ちょっと流出してしまいましたが冷蔵庫に入れて冷やし固めます。3時間ほどで固まりました。
思ったよりも表情がはっきりくっきり!これは幸先のいいスタートです。
お皿を揺らすと筋のとおった高い鼻もぷるぷるっと揺れて食欲をそそります。
・鬼瓦チョコ
お次はチョコレート。市販のミルクチョコレートを湯煎で溶かし、同様に型に流し込みます。
チョコレートの粘度が高く細かい隙間にチョコレートが入っていかなそうだったので、鼻先や口元などの細かい部分には竹串でチョコを流し込んでみました。冷蔵庫で一晩しっかりと冷やし固めます。
割れるなよ、割れるなよ…。
片側の頬と小鼻がちょっと陥没してしまいましたが、これまたなかなかの出来!
周囲のバリ部分をとってしまえば、普通に商品として並んでいてもおかしくないクオリティではないでしょうか。
・鬼瓦ケーキ
お次はケーキですがシリコン型をオーブンに入れたら丸ごと燃え尽きそうなので、レンジでチンするカップケーキの素を用意しました。マグカップに卵を1つ割り入れ、ケーキの素を加えてよく混ぜます。
これも同様に鬼瓦型にケーキの素を流し込みます。
マグカップに残った生地も一緒に、600Wのレンジで1分30秒。
加熱後、予想以上の生地のふくらみに募る不安。
うまくいけばベビーカステラや人形焼のようになる予定ですが果たして。
しかし型から外してみるとこれもなかなかの出来!ふっくら美味しそうに仕上がりました。
心配した鼻の穴や牙などの細かい部分もしっかりと型がとれていてちょっと感動。
鼻先が茶色いのは型の隙間に入り込んでいたチョコレートがついてしまったようです。決して汚れているわけではありません。
新たな浦添スイーツ「鬼瓦三兄弟」
長男チョコ、次男ケーキ、三男ゼリー。
その名も「鬼瓦三兄弟」、ここに見参。
鬼瓦型のスイーツは浦添市の新たなスイーツとしてアリなのではないでしょうか。
スイーツwとか言ってニヤニヤしてる子は喰っちまうぞー!!