渋滞をはやく抜けるには

浦添市は市を縦断するように大きな道路が3本もあるすごいところです。
大きな道路とは58号線、330号線、そしてパイプラインです。

とってもありがたいのですが、いかんせんベッドタウンのため朝夕は隣の那覇市への行き帰りの車で大渋滞することも多いですよね。
いったいどの道を選べば最も早く渋滞を抜けられるのでしょうか。

浦添市の北端にある『マチナトボウル』からスタートし、南端にある『内間西公園』までどの道がはやいのかを3台の車を使って実験してみることにしました。


地図上のA地点がスタートのマチナトボウル、B地点がゴールの内間西公園。

それぞれが選んだルートはこちら。


セルフタイマーで撮ったらこんな写真になりました。

ゴールの内間西公園を目指します。
朝の通勤ラッシュまっただ中であろう朝8:30、はりきってスタート!

330号線ルート

こちらA号車。通称"バイパス"とも呼ばれる国道330号線ルートで那覇方面へ向かいます。
58号線と比べて車線がひとつ少なく通行量もかなり多い道路ですが、なんといっても信号の少なさでは他のルートと比べて断然有利なのではないでしょうか。またパイプラインのような道路の高低差も無いのでまっすぐ平坦な道をひたすら進むのみ。走りやすいコースだと思います。果たしてこれが那覇にたどりつく時間にどう影響してくるのでしょうか。

スタート地点の牧港からぐるりと立体交差の坂をのぼって330号線と合流。交通量が多く、なかなか緊張する瞬間です。慎重に。

伊祖トンネルを抜けると浦添運動公園の横を通過。ヤクルトスワローズののぼりがたくさん出ていますね。せっかくなので、以下の記事もあわせてどうぞ。
Go!Go!ウラソエ仮面:第12話 ヤクルトキャンプは2月21日まで!の巻
ウラゾエチャレンジ:第20回 ヤクルトキャンプでファールボールをキャッチしたい!
おっと、よそ見をしていては危ないですよ!

那覇に近づくにつれ、車間距離が詰まってきました。ぴたっと流れが止まることは無いものの、じりじりとしか進まなくなってしまいました。
「焼肉車検」の看板でおなじみ、大栄自動車さんあたりはかなりの渋滞ポイント。
330号線ルート、この混雑が長引けば苦戦をしいられそうです。ここまでわりと順調に進んできただけに内心焦ります。那覇はもうすぐ目の前なのに!

58号線ルート

さて、こちらB号車。国道58号線のルートを突き進みます。58号線ルートのアドバンテージといえば3つのコースの中で車線数が最も多いことが挙げられるんじゃないでしょうか。正直負ける気がしません。

マチナトボウルから58号線に合流しました。道はやや混んでいますが、渋滞してるというほどではないようです。これはぶっちぎりで58号線コースが早いんじゃないでしょうか?

…と思ったんですが、大事な事を忘れてました。58号線の牧湊消防署前から宮城まではこの時間バスレーン規制がされており、左側車線の1本は使えないのです。


緑色の車線がバスレーン。

軽快に通り過ぎていくバスを横目に、こちらは結構車線が詰まってきてノロノロ運行に。気は焦りますが、特に何ができるわけではないのでここはひたすら我慢。

バスレーン終了後は比較的スムーズに移動ができましたが、やはりバスレーンゾーンの渋滞が結構時間のロスになってしまいました。
これは…まさか最下位の可能性も!?

パイプラインルート

最後にC号車からです。

今回のコース中、走行距離としては最も短いパイプライン。
おそらくどの道も渋滞するので距離が短いルートが優位なはず。
ちなみにパイプラインとは元々米軍の送油管が地下に敷設されていた上を利用していた道路なので一般的にそう呼ばれていますが、本来は県道251号線という名称です。

しかしパイプラインに合流してすぐに気づいたのは、そういえばパイプラインは片道一車線という事実。

これでは軽快な車線変更もできず、ただひたすら前を凝視することしかできません。
止まるほどではないものの、ひたすら時速10〜20キロの走行で進みます。

これは・・・もしかすると相当遅いのか。

でも距離が短いからきっと大丈夫だ。うん大丈夫。
自分に言い聞かせながらパイプラインを進みます。

結果は!?

スタートから25分後の8:55。意外と早い時間で最初の車が内間西公園にゴールイン!
結果発表の前に、後続の車を確認してみましょう。

一番手から遅れること8分後の9:03、二番手がゴール。これは国道58号線を通ったB号車です。

そして二番手の3分後の9:06、最終車の三番手がゴール。パイプラインを通ったC号車がきました。

ということで結果は
1位:330号線ルートのA号車
2位:58号線ルートのB号車
3位:パイプラインルートのC号車

それでは各ドライバーのコメントを見てみましょう。

A号車:330号線
トップでゴールイン!しかも5分以上の時間差もありダントツでした。大平インターを過ぎたあたりで流れが悪くなった時にはどうなることかとヒヤヒヤしましたが、思いのほか早く混雑は解消。そのあと那覇に入ってから内間西公園に向かうまでの82号線もスイスイと流れており、スムーズにたどり着くことが出来ました。沖縄の大動脈である58号線ルートには負けるかもと思っていたので嬉しいです。
B号車:58号線
そういえばバスレーンがあったのを忘れてました。車線が多い58号線はその分車も多いので残念ながら1位にはなれませんでした。しかし、最下位じゃなくてよかったです。
C号車:パイプライン
ようやく到着した公園ですでに2人が暇そうに待っているのを見てショックでした。どれだけ距離が短くとも(よく地図を見返したらそんなに330号ルートと違いがなかったのですが)、片道一車線のハンデは重かったです。

今回、ダントツで早かったのは国道330号線でした!
その日の道路状況や時間帯、通るルートにもよると思いますが、今回の実験では

浦添市内の朝の渋滞をいち早く抜けるには国道330号線がいちばん早い

という結果となりました。

通行している車両数は多いものの、やはり信号が少なく、合流している脇道も少ないのが勝因でしょうか。

浦添市内で渋滞につかまってイライラしちゃう、という方は是非ご参考までに。
ただし国道330号線を通ったのに遅刻した、という場合でも我々のほうでは責任がもてませんので悪しからず。