国立劇場おきなわ 組踊公演 「伊祖の子」

公開日 2020/11/27

組踊公演 「伊祖の子」

継子いじめを背景に、親子の情愛を描いた世話物の組踊です。

雪の降らない南の島で「雪」を舞台構成の主題とした珍しい設定となっており、

同じ筋書きである組踊「雪払い」との違いも見どころです。

平成20年に伝統組踊保存会で復活上演され、国立劇場おきなわでは初上演となる組踊「伊祖の子」をお楽しみください。

 

【あらすじ】
王命を受けて北山の風俗改めに行くことになった伊祖の子は、妻の乙樽(継母)と子どもの思鶴、亀千代を呼んで、留守中のことを頼んで出発します。

しかし、乙樽は思鶴に雪の中で綛を掛けさせたり、降りしきる雪の中で庭の雪を払わせたりしていじめ、言いつけた事をやっていないと言って思鶴を叱りつけ、着物をはいで追い出してしまいます。

雪の中、倒れている思鶴を弟の亀千代が見つけ、着物を着せて継母の許しを乞いますが聞き入れられず、思鶴はひとり雪の中に取り残されてしまいます。
伊祖の子は、北山から帰る途中、寒さのために気を失っている思鶴を見つけて驚き、帰宅して乙樽を切り殺そうとしますが、子ども二人の嘆願で思い留まります。

乙樽はこれまでの行為を反省し改心します。

 

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講演

組踊公演 「伊祖の子」

日時

令和2年12月12日(土)

14時開演

会場

大劇場 ※字幕表示がございます。

入場料

一般3,200円 ※発売開始日 11月1日 

演目

【第一部】琉球舞踊
女こてぃ節: 久手堅一子
坂本節:  松原和美・大城美由紀
若按司長刀踊り: 宮城茂雄
波平大主道行口説: 池間隼人

【地謡】 
歌三線: 玉城和樹 仲嶺良盛 金城亮太
箏:宮城秀子
笛:我那覇常允
胡弓:川平賀道
太鼓:宮里和希

【第二部】
組踊「伊祖の子」
立方指導 : 島袋光尋
地謡指導 : 山城暁

【配役】
伊祖の子   : 宇座仁一
乙樽     : 平田智之
思鶴     : 金城真次
亀千代    : 伊藝武士
供      : 知花令磨

【地謡】 
歌三線: 山城暁 新垣俊道 仲村渠達也
箏:宮城秀子
笛:我那覇常允
胡弓:川平賀道
太鼓:宇座嘉憲

※演目・出演者等は変更となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。

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