【国立劇場おきなわ】企画公演 千本ゑんま堂狂言

公開日 2022/06/08

企画公演 千本ゑんま堂狂言(せんぼんえんまどうきょうげん)

京都の三大念佛狂言のひとつ「千本ゑんま堂狂言」は千年の歴史を持ち、京都の無形民俗文化財にも登録されています。他の念佛狂言と違ってほとんどの演目にセリフのあることが大きな特徴です。組踊「執心鐘入」は能の「道成寺」を参考に作り上げられたと言われています。今回は京都の引接寺で毎年5月に演じられる念佛狂言の「道成寺」などを紹介します。本公演では「引接寺」の狂言舞台を国立劇場おきなわに再現し、念佛狂言ならではの舞台を堪能していただきます。

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-演目-


【第一部】

念佛狂言解説:戸田義雄

1、「 花盗人 」

【あらすじ】
大名は、太郎冠者をお供にして、花くらべの会に出かけますが、うっかり者の太郎冠者は、用意した花を持って来る事を忘れてしまいました。太郎冠者は大名に叱られ代わりの花を探して回ります。そこへ、花を使って一儲けをたくらもうと、心の良くない者が、花を持って現われます。太郎冠者は男の持つ花を都合よく手に入れて、大名に差し出そうと声をかけてみますが…

大 名 :迫間 悟空
太郎冠者:梅原 友治
悪 者 :嶋 秀人
後 見 :岩見 正樹

2、「 牡丹獅子 」

【あらすじ】
大名の屋敷の庭に、見事な牡丹が満開の花をつけました。 しかしその庭の牡丹を、毎晩どこからか獅子がやって来ては、荒らしてしまいます。困った大名は、太郎冠者に獅子を生け捕りするよう言い付けます。太郎冠者は、色々な方法で獅子を捕まえようと試みますが、なかなか捕まえることができず、とうとう取り逃がしてしまいます。困った太郎冠者は、逃がしてしまった言い訳を考えます。

大 名 :小島 偉生
太郎冠者:宮田 勝行
獅子頭 :田尻 拓
獅子尾 :嶋 泰智
後 見 :梅原 勝治

【第二部】

演目解説:戸田義雄

3、「 道成寺 」

【あらすじ】
能、歌舞伎でおなじみの道成寺です。道成寺の鐘の落成法要の日、師匠坊に女人禁制をいいつけられた一朗と陀仏坊は、そのいいつけを破り、美しい白拍子を境内に入れ、鐘の供養に舞を舞わせます。実は、この白拍子は鬼神の化身で、二人を眠らせ鐘の中に身を隠します…

師匠坊 :藤井 洋
一 朗 :松岡 誠
陀仏坊 :戸田 大地
姫 :梅原 友治
鬼 神 :宮田 勝行

後 見 :梅原 勝治
鐘後見 :岩見 正樹


(笛) 戸田こころ・迫間智恵
(鰐口・太鼓)嶋民子

※演目・出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

公演 企画公演 千本ゑんま堂狂言
日時 令和4年6月12日(日)
14:00開演
場所 国立劇場おきなわ 大劇場
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国立劇場おきなわチケットカウンター
窓口:10:00~18:00
電話:10:00~17:30
TEL:098-871-3350

 

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国立劇場おきなわ

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