笑顔もブエノなチキン屋さん

公開日 2013/11/13

親子2代で愛情こめる浦添のソウルフード

孝英父さん

浦添市内間にある「ブエノチキン 浦添」。スペイン語でbueno=良いという意味だそうで、おいしいチキンの丸焼きを売っているお店だ。この店を切り盛りするのが孝英(こうえい)父さん。もともとフライドチキンのお店をやっていたが、アルゼンチンの家庭の味であるローストチキンに感動。お店での修行や試行錯誤を重ね、オープン以来30年以上、独自のレシピで浦添の人に愛される味を守り続ける。

 

孝英父さんと娘ブエコさん

「うまくチキンを焼くコツは…、そうねぇ、特にない」と、お茶目な父さんだが、「長年のカンと、あとは愛情をかけることじゃないかねぇ」と、さすがは職人。パートナーの母さんも、その経験は負けておらず、「あ、このチキンはおいしいよ」と、ものの数十秒でカットしていくチキンの肉質を言い当てる。そんな二人には、現在、2代目修行中の娘ブエコがいる。店内にある「余ったブエノチキンをおいしくアレンジレシピ」的なフライヤーは、広告代理店でコピーライターをしていた彼女の手によるものだ。

 

孝英父さんと娘ブエコさん

「売切れてしまうことが多いのでなかなか食べられないけど、両親の焼くチキンの一番のファンは私」と、他の会社の広告を作るより自分のお店の広告がしたくなって、店を継ぐことにしたブエコさん。「本土から帰ってきた人が、懐かしい味と寄ってくれたり、2才の子供から102才のおばぁちゃんまで買いに来てくれるのが父の喜び。浦添のソウルフード目指して、私も頑張ります!」。世界に一枚だけの「チキン野郎Tシャツ」姿の娘と、野菜ジュースを手にする父。ファッション誌風なポーズも決まるステキなファミリーなのである。

孝英父さん

お名前
孝英父さん
お仕事
ローストチキンスペシャリスト
出没スポット
ブエノチキン 浦添(ブエノチキン うらそえ)
出身地
沖縄県那覇市
情報
好きな飲み物は野菜ジュース。
現在、娘が2代目修行中。

 

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