浦添大公園内に立つ不思議な石―仲間あさと原の印部石-

公開日 2013/01/01

【画像】仲間あさと原の印部石

「・・と原 ス」と刻まれた石が仲間の浦添大公園内にひっそり建っています。これは印部(しるび)石(いし)(通称ハル石)と呼ばれる石で、市内でただ一つ現地に残っているものです。

印部石は今でいう測量基準点で、ひらがなやカタカナのいろは文字と原(はる)名(今でいう小字(こあざ))が片面に彫刻されているのが特徴です。この印部石には、「あさと原」という原名が刻まれていることが周辺に落ちていた破片を合わせたことで分かっており(写真参照)、「ス」という大きな“いろは文字”も刻まれています。なお印部土手は、印部石を安定させるため土とその周りを根張石で囲った土台もつくっています。印部石を使った測量技術は、フランスの測量技術を習得した中国の測量官から学び、それを琉球でアレンジしたものとされます。

この印部石は、田畑、山林等の状態を調べ、その土地ごとの収穫量を出すための測量を行うことを目的として設置されました。その測量は王府の三司官であった蔡(さい)温(おん)の命令で行われ、その際、測量基準点として印部石は各所に設置されました。その数は約1万基あったとされていますが、残念なことに、現在確認されている印部石は約200基、浦添市内では教育委員会や自治会、個人等が保管しているものが10基ほどあります。

ぜひ一度足を運んで、自分の目で確かめていただければ幸いです。

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