国立劇場おきなわの施設についてまなぶ

公開日 2017/07/14

国立劇場おきなわってCMとかではよく耳にするけど、どんな場所かよくわかってない・敷居が高く感じているというあなた!浦添市てだこ市民大学に在学中のうらナビスタッフが「国立劇場おきなわの施設について学ぶ」の講座に潜入して聞いてきましたよ~~^^建物の構造・舞台の様子などを紹介していきます。では、さっそく国立劇場おきなわの施設見学ツアー開始です。

外観

国立劇場おきなわとは

国立劇場おきなわでは次のような業務を行なっているそうです。

①組踊、琉球舞踊、三線音楽、沖縄芝居などの公演、日本の芸能やアジア・太平洋地域の芸能の公演を行い、伝統芸能を鑑賞する機会を提供します。毎年、およそ30公演、40ステージの上演を行っています。

②「組踊」の立方(たちかた)、地謡(じうてー)の伝承者を養成します。「組踊研修」という制度があり、狭き門をくぐった研修生が3年間みっちり実技などを学んでいます。平成29年3月までに38名の研修修了生を輩出し、みなさん第一線で活躍しておられます。

③沖縄伝統芸能に関する資料の収集、公開をします。資料展示室やレファレンスルームがあり、伝統芸能に関する情報を誰でもご覧いただけるようになっています。

④伝統文化を通じてアジア・太平洋地域との交流を図ります。毎年、アジア・太平洋地域の芸能をとりあげた公演を実施しています。

⑤文化の振興、発展に貢献するため劇場施設を貸出ししています。大劇場・小劇場の2つの劇場のほか、7つの稽古室の貸出しを行っています。

渡久地さん

案内役は、公益財団法人国立劇場おきなわ 事業課観客劇場係 主任の渡久地 彩子さんです。よろしくおねがいします。

 

建物設計のねらい

国立劇場おきなわは、コンクリート造りの近代的な建物でありながら、昔の沖縄の民家をイメージしたデザインを取り入れたつくりになっています。反り返った外壁がつくる空間は風雨や日光を遮る「雨端」(アマハジ)という軒下空間を、コンクリートを編み込んだような網代状の外壁は竹を編み込んだ「チニブ」という壁をイメージしています。新しさの中にも、懐かしい沖縄らしさを感じさせる建物です。

「雨端(アマハジ)せり出し部分がつくる軒下空間が雨端(アマハジ)をイメージしています。外壁がつくる日陰部分が風雨や、直射日光をさえぎるために効果的なんだそう。沖縄の蒸し暑さをしのぐための工夫ですね。

国立劇場おきなわアマハジ

「チニブ」竹を編みこんだ沖縄特有の竹垣をチニブといいます。沖縄の気候風土に根付いた古くから沖縄建築で用いられており、通風も考慮され、見た目にも風情がありますね。

チニブ

夜も幻想的で綺麗ですよ。

夜

大劇場

大劇場は一階522席、二階110席。あわせて632席あります。

客席

こちらは通常の「プロセニアム形式」。客席から舞台上が額縁で囲ったように見えることから額縁舞台とも呼ばれるそうです。

大劇場①

客席の後方には、照明・音響・字幕などを操作するための部屋があります。

二階客席②

大劇場舞台

大劇場舞台はひのきで出来ています。これぞ「ひのき舞台」です!そして、実はかたちを変えることができます。通常の「プロセニアム形式」、舞台が客席へ一部張り出す「張出舞台」、客席後方から舞台上まで廊下のような細長い舞台が伸びる「花道舞台」の3つにかたちを変えることができます。張出舞台、花道舞台を設置する時は、機械で座席を地下に収め、地下に収納されている舞台を上げて客席へ移動させます。

「かたちを変えた舞台がどのように使われているのか見てみたくないですか?国立劇場おきなわの公演へぜひ遊びにいらしてください。」(渡久地さん)

ひのき舞台

大劇場②

舞台の両脇には字幕を表示する為の、字幕装置があります。組踊や沖縄芝居は沖縄方言での上演となりますが、現代語訳の字幕が表示されますので、方言に馴染みのない若い世代や県外の方でも公演をお楽しみいただけます。また、組踊・沖縄芝居の劇中の台詞だけでなく、琉球舞踊の曲の歌詞なども現代語訳を表示しています。耳馴染みのある曲でもなかなか歌詞やその意味まではわからない方が多いと思いますが、現代語訳をともに見ることで、歌詞の中の地名などが分かって親近感を感じたり、お堅いと思っていた曲が実はコミカルに情景を表していることを知ったりと、字幕は古典芸能との距離を縮めるのを手助けしてくれます。

「歌詞の内容を理解して見ると、踊り手の動きや表情もまた違ったものに見えてくるから不思議です。」(渡久地さん)

国立劇場おきなわ字幕装置①

そしてなんと!廻り舞台、大迫り、小迫りがあります。写真は廻り舞台の地下部分。これが回ります。

奈落

花道舞台が地下に収納されている様子。この上には客席があります。舞台や花道の床下のことを奈落(ならく)といいます。これぞ奈落の底!

花道のした

普段は立ち入れないところをご案内いただき、大変勉強になりました。当日ご案内いただいた喜納彩華さん(左端)と渡久地 彩子さん(真ん中)と玉城辰也係長(右端)です。お忙しい中ありがとうございました。

三人

 

夏休みは親子で国立劇場おきなわへ

国立劇場おきなわでは、夏休み企画として、親子で楽しめる公演も企画しています。初めての方でもお楽しみいただけるよう趣向を凝らしてお届けします。今年の夏は、親子で沖縄が世界に誇る伝統芸能「琉球舞踊」 「組踊」の魅力を存分にお楽しみください。

下記参照の上、お申込はお早めに!

鑑賞教室琉球舞踊鑑賞教室7月29日[PDF:196KB]

女物狂親子のための組踊鑑賞教室8月12日[PDF:199KB]

夏休み恒例企画 劇場バックステージツアー!!

上記どちらかの公演に参加した方は、夏休み恒例企画の劇場バックステージツアーへ参加できます。内容としては、本日の施設見学メニューに体験もプラスされたもので、施設見学と実演家の方々が組踊・琉球舞踊の見どころを紹介したり、組踊・舞踊の独特の振りや所作を体験できるワークショップがセットになったバックステージツアーです。これはお得です!

バックステージツアー国立劇場おきなわバックステージツアー[PDF:147KB]

 

 

全員

最後に、一緒に講座を受けたみなさんとハイ、チーズ!今回、浦添市てだこ市民大学の「国立劇場おきなわの施設について学ぶ」の講座にお邪魔しましたが、こんな楽しい講座がある浦添市てだこ市民大学とは何かって気になってきました?ズバリご説明しましょう!

浦添市てだこ市民大学とは

浦添市てだこ市民大学は、浦添市の「夢・まち・人」づくりの一環として、市民の学習ニーズの高度化・多様化への対応と学ぶ喜びの促進、自己実現への支援を行うとともに、そこでの学習成果を地域社会や学校教育等に還元し、本市のまちづくりに寄与できる有為な人材(キーパーソン)を育成することを目的として平成20年に開学しました。学びの期間は2年間で、現在は第8期生と第9期生が、毎週木曜夜19時30分より学びをおこなっております。約200以上の講座が開催されています。他にも、学生が主体的に地域での様々なイベントに参加する「地域参加活動」という科目もあります。学部は4つ。①コミュニティビジネス・地域振興学部②健康福祉・スポーツ振興学部③文化振興・教養学部④地域・学校支援学部です。本日潜入したうらナビスタッフは、③文化振興・教養学部の2年次の講座におじゃましました。このように、現場で観て・触れて・体験するという講座もあるんですよ。

浦添市てだこ市民大学今年度募集案内
http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2015040200011/

浦添市てだこ市民大学公開講座のご案内(2017年7月29日(土)開催!)
http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2016090500038/

地図

国立劇場おきなわ

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