宮良そば(みやらそば)
公開日 2014/08/19
一度は食べたい! 幻の骨汁にありつけるか!?
浦添市の国道330号沿いにある八重山そばの店「宮良そば」。以前は「八重山そば さくま」の名前でオーナーのお母さんが営業していたが2012年に娘の阿嘉さんが店長としてリニューアル。その時に麺もスープも変えたという。
入口には沖縄そばや定食のサンプルが飾られていて、何とも沖縄の食堂らしい風情をかもしだしている。沖縄県内のそば屋は、そばの大・中・小のボリュームがマチマチな店が多いのだが、このメニューサンプルで一目瞭然なのも分かりやすい。
そばや定食を注文すると、食べ放題のサラダバーついてくるのもこの店のオモシロいところ。そば屋でサラダバーというおしゃれな発想は、若い阿嘉さんならではだ。沖縄の島野菜や国産野菜を使ったラインアップは常時6種類以上。ウコンの粉末を混ぜた黄色いおからも人気なのだそうだ。サラダバーの横にあるボードには、野菜の栄養価についてのメモもあり。「そばだけだと栄養が偏りがちなので…。あとダイエット中の女性にも喜ばれますしね(笑)」という、阿嘉さんの温かい心遣いごといたこうではないか!
っと。そうそう。肝心の沖縄そばメニューである。定番の「八重山そば 670円(税額8%)」。八重山そばというと、丸くツルツルとした細麺が定番なのだが、ここでは普通麺もあり、好みで選ぶことができる。そばの上に乗っているのは豚の赤身を煮たものとかまぼこ。どちらも細切りにしてあるのが、八重山そばの最大の特徴だ。「宮良そば」では、豚肉とかまぼこを醤油とみりんで煮込んであり、具にもしっかり味が染みている。スープは豚肉、カツオ、昆布、など5種類以上の材料を8時間煮込んだもの。コクがありながらもあっさりしたスープは麺との相性も抜群!
そばの味に満足したところで、もう一品。実はこちらには、そば以外にも隠れた人気メニューが存在する。それが、この1日8食限定の「骨汁 600円(税額8%)」。沖縄そば用のダシ骨を使った汁だが、これを求めて開店一番に来る人も少なくないのだとか。
8時間煮込んだ肉は、まぁ、とにかく柔らかい。骨にかぶりつかないと食べられない骨汁もあるが、ここのは骨から肉がスルッと外れる食べやすさ。さらに、このボリュームとウマさで600円は泣ける! 以前は5食限定だったところを、スープを作る量を増やしてまで、8食限定にしたという骨汁だが、それでも早い時間には売切れてしまうのでご用心。もはや幻のメニューとして伝説化している感がなきにしもあらずだが、このメニューは確実に存在する!!! どうしても食べてみたい人は、開店時間を狙うのがオススメだ。
以前はアパレルショップの販売員をしており、まったく違う業界で働いていたという店主の阿嘉さん(どおりで美人… )。お母さんがやっていた店を継ぐと決めてからは、調理師学校に通い、1から料理を勉強したそうだ。今では中医薬膳師の資格を持ち、スープにサクナ(長命草)を使うなど、独自の取り組みもお店作りに生かしている。今後の目標は?という問いに「繁盛させたいですね〜」と気さくに笑う一方で、「麺やスープを研究し、もっとおいしいそばが提供できるように、日々努力していきます」とも。沖縄そばと真摯に向き合う、若い女性店主の味、じっくりと味わい尽くして欲しい。
DATA
店名
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宮良そば
(みやらそば) |
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問い合わせ先
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098-876-7082
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住所
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沖縄県浦添市当山1-7-17
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営業時間
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11:00 〜15:00、土・日・祝日〜17:00まで
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定休日
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火曜、旧盆、年始
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駐車場
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18台
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支払い
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現金のみ
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その他
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夜営業の予定あり
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フィード情報
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地図
宮良そば

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