伝統饅頭継承者
公開日 2013/11/13
代々女性が受け継いできた伝統の饅頭を残したい
首里あんの作る饅頭は琉球王朝の昔、本土でいえば江戸の末期頃から160年に渡って庶民の味として長く親しまれてきたもの。この製法や味は代々女性が受け継いできており、「首里あん」の小橋川トミさんは妹さんと一緒にこの味を現代に再現をしている。現在はこの昔ながらの味を継承しているのは「首里あん」だけなのだそうだ。
しかしながら「首里あん」の伝統の饅頭を広く知ってもらうために、沖縄三越の地下やとみとんのマイキッチン、観光地や各地の沖縄物産展などに出向いているほか、冷凍のみではあるが本土へも発送も行っている。「関東や東北、長野の方に人気があるんです。長野の場合は“おやき”に近いものがあるからですかね?」と小橋川さん。
一番オススメの食べ方を聞いてみると、「出来たてが一番美味しいです(笑)。夏場だったらわざと冷凍しておいて、自然解凍で半解凍の状態にして食べると、シャキシャキして美味しいですよ」と教えてくれた。「私が元気なうちはこの饅頭を残していきたいですね」と、小橋川さんはこれからも積極的にいろいろな場所へ出向いて首里あんの伝統饅頭を広めていきたいとのことだ。
※この記事はに作成されました。公開時点から変更になっている場合がありますのでご了承ください。