写真を愛するカフェオーナー

公開日 2013/11/13

モノクロフィルムで沖縄を綴る日常写真家

rat&sheep

浦添市港川にある夜カフェ『rat&sheep(ラット アンド シープ)』のオーナーである平良さんは、東京での学生時代に、アルバイトで料理の世界に足を踏み入れる。その後、県内の人気カフェでの経験を経て、独立。2009年に、県産のヤギ肉を洋風にアレンジしたメニューをはじめ、やさしい味わいの料理でもてなす外国人住宅カフェをオープンした。

 

rat&sheep

そんな彼は、実は、写真家タイラジュンとしても活躍する多才な人である。「料理もそうなんですが、写真のルーツも学生時代にさかのぼるんですよ。写真部に入部した当時は、まだデジタルの出始めで、僕は今でもモノクロフィルム派です」と、撮影はもとより、現像・プリントもこなす。「被写体としては、沖縄の人や風景が多い。毎日の記録を長く続けて行くと、何かになるという感覚ですかね」と、広告やウエディングの仕事には興味がなかったそう。写真を模索しているさなか、不思議な縁で学生時代の友人たちが、続々と沖縄に移住してきたという。友人たちの励ましもあり、当時手作りしていた冊子をベースに、2007年、写真雑誌『LP』を創刊。「昼は写真を撮りたいがために、独立して夜カフェをはじめたんですよ」と、2012年に終刊するまで、全21号を発行した。彼の店に集う文化人も多く、写真好きなら、話に花が咲くこともあるのではないだろうか。

タイラ ジュンさん

お名前
タイラ ジュンさん
お仕事
カフェオーナー&写真家
出没スポット
夜カフェ rat&sheep(よるカフェ ラットアンドシープ)
出身地
沖縄県石川市(現 うるま市)
情報
フィルム写真愛好家。
洋風ヤギ料理の達人。

 

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