異国情緒漂う「浦添市美術館」は国内随一の琉球漆器のコレクションのほかにも、年間を通して内外の美術作品の展示企画展や個展、それと連動したイベントを行っています。この夏休みも、企画展と合わせたワークショップや講座、夏休み体験教室など、楽しいイベントが盛りだくさん。親子で気軽にアートに親しむひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

2015年に開館25年を迎える浦添市美術館主催の、25周年プレ企画展。県内外から集められた作品は、2メートルの巨大な編み物「赤い手ぶくろ」や超リアルで鮮明な絵画「なま玉子 J」など、子供でも楽しめる見てびっくりな展示がたくさん。

会場では、紙にみえるけど、素材は何？……と「本物そっくり!？」なクラフト展。動物・植物に関連した「動物大集合」展など、5つのカテゴリーに分けてさまざまな作品が展示されている。わくわくするような不思議な作品がいっぱいの親子で楽しめる展覧会になっている。

市役所や浦添市美術館で配布されているチラシを持参すると観覧料の割引が受けられるそう。

沖縄の土でアート

見てるだけじゃ物足りない子ども達のために企画展と連動した２つのワークショップも開催。1つめは、8月3日（日）4:00～16:00に行われる「沖縄の土でアート!」 小学生～大人まで年齢問わず参加でき、参加料は500円。沖縄の土を使った土絵の具を画材にして絵画を制作している、ウエチヒロさんを講師に招いてのワークショップです。

琉球張り子の絵付けをしよう

2つめのワークショップは琉球張り子作家の豊永 盛人さんを講師に招いての「琉球張り子に絵付けをしよう！」8月30日（土）14:00～16:00。子どもから大人まで体験でき、参加費は1200円。かつて ユッカヌヒー(旧暦の5月4日）に子どものすこやかな成長と立身出世を願って買い与えていたという琉球張り子。思いのままに絵付けしてオリジナルの張り子 を作ってみよう。

毎年大人気の小学生を対象とした「夏休み子ども体験教室」。今年は3つの体験教室を用意。昨年も好評だったのが、小学校低学年でも楽しめるカラフルな砂を使って絵を描く砂絵。藍染め体験は親子で参加でき、本格的な藍染めを習いオリジナルのトートバッグが作れる。今年加わったのが、ロシアのおもちゃマ トリョーシカ作り。サイズの違う箱を何個も作り、好きな絵柄を描けばできあがる簡単クラフト。ワークショップ、体験教室共に申込みが必要となり、毎年定員を上回る応募で抽選になるほど。申込書は市役所、美術館での配布と美術館のホームページでダウンロードできる。夏休みの宿題にもぴったりの体験教室の申込みは7月20日(日曜）まで。

体験教室詳細・申込書ダウンロードはこちら。
http://www.city.urasoe.lg.jp/archive/8761234/art/education/classroom/2014_classroom_summer.html

浦添市美術館講堂ではそれぞれの分野で活躍する講師を招いての講座も開かれている。「現代アート」や「子どもと楽しむ美術」など7月～10月までの期間に 4つの講座が入場無料で受講できる。今回の内容は子どもに美術を学ばせたい親にも必見の内容となっている。お問い合わせは浦添市美術館へどうぞ。

8月15日（金）～17日（日）、美術館ピロティでは、沖縄県内で大人気のハンドメイド雑貨市*coco marcheもコラボ開催される。イベント盛りだくさんの美術館を親子で楽しもう。