沖縄県産の木材で箸を作ってみよう♪
公開日 2014/07/21
フレンドリーな職人さんによるMY箸作り
浦添市総合病院近くの住宅街にひっそり佇む「工房うるはし」。木工職人の鈴木仁さんご夫妻の自宅兼工房におじゃまして、箸作り体験に親子で参加してみました。
工房へは「美箸」という文字が入ったのぼりが目印です。
使用する県産材木は、沖縄ならではの柑橘類としては有名なシークヮーサーの木がほとんど。
あらゆる長さの木材のなかから、手の大きさによって箸の長さを選びます。ちなみにひと差し指の2倍程度が、自分の手に合う箸の長さの目安なんだそうです。
まずは食べ物をつまむ先端部分「喰い先」を荒めのサンドペーパーで削っていきます。「喰い先は箸の命。この部分の仕上げで箸の使いやすさが決まります」。鈴木さんによると、先端だけでなく、先端から3~4センチまでを平らに削ること、ひとつの面に対して10回づつ削ることが、均等に削るコツなのだとか。先端から見て3ミリ幅まで作業していきます。
続いて持ち手部分を細かめのサンドペーパーで。やさしい丸みをつけることを心がけながら削っていきます。「とある陶芸家の方はサンドペーパーも無駄なく使っておられました。仕上げた箸はもちろん、使う道具への心配りも大切です」。

作業の合間に、ときおり盛り込まれる鈴木さんのお話は、心地よいBGMのように和み、ほのぼのと作業は進んで行きます。

喰い先をつまんで、持ち手部分の間隔が2.5センチ程度になるまで仕上げたら、亜麻仁油(あまにゆ)を塗って完成です。

木の箸置きと、サンドペーパー、奥様手作りのクラフト紙箸袋も付いてきます。

「もともとはサラリーマンしてましたが、55歳に退職して木工職人に。妻が『お箸作ってみたら?』 というのがきっかけです」と、にっこり笑う鈴木さんの親しみやすいオーラ。箸作りのコツを話しているだけなのに、作務衣(さむえ)姿と相まってお坊さんのような清らかさが魅力的でした。安全な工作なので、お子さんが三歳以上から体験OKです。
DATA
店名
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工房うるはし
(こうぼううるはし) |
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問い合わせ先
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098-875-6220
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住所
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沖縄県浦添市伊祖3-35-3-1
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定休日
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不定休
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開催日
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9:00~17:00(最終受付16:00)
・希望日3日前までに要予約 |
コースメニュー・
料金 |
箸作り 1時間 1000円 |
予約
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要予約
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駐車場
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1台
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その他
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・対象年齢3歳から(小学校低学年までは保護者同伴)
・教室内はエアコンなし、タオルや飲み物持参のこと ・1コース1名~最大5人まで |
地図
工房うるはし
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