尚灝(こう)王邸宅跡の礎石

公開日 2013/01/01

尚灝(こう)王邸宅跡の礎石

尚灝王(在位1804~34)は第二尚氏第十七代の国王で、在位中に病を発症し浦添の城間(現・港川地内)で隠居生活を送りました。坊主頭であったことから坊主(ぼうじ)御主(うすう)とも呼ばれています。尚灝王には、野菜作りの名人だったとか25人も子供がいたとか、面白いエピソードがたくさん残されており、戦前は屋敷の跡地に礎石(柱を立てる基礎となる石)が残っていたそうです。

今の屋敷跡には何も残っていませんが、礎石を保管されていた方から平成19年に寄贈いただき、現在は港川自治会事務所敷地に展示しています。この礎石は尚灝王が実際に浦添に住んでいたことを示し、伝承と現代をつなぐ貴重な物証であることから、ぜひ現地でご覧になっていただきたいと思います。

地図

尚灝(こう)王邸宅跡の礎石

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