立津ガー

公開日 2013/01/01

立津ガー

立津原(タチチバル)にあることからこの名で呼び親しまれており、近くにある伊祖グスクとの関連から伊祖(イージュ)ガーという別名もあります。

「琉球国由来記」によるとグスクの用水にも利用され、英祖王との関わりもあったと言われており、天人由来(羽衣伝説)も伝わる由緒ある場所です。昔は洞窟(ガマ)の中から水が湧き出ていましたが、現在は改修され、形が変わっています。水道が入る以前は、地域に暮らす伊祖や牧港の方々の飲料水や洗濯、水浴び、馬を浴びせたりする水に利用され、それぞれ用途に応じて使う場所も分けれていたようです。戦後は簡易水道の水源としても活用されました。数十年ほど前までは、周囲に田んぼが広がる水の豊かな場所でした。一時期水質汚染が問題になったこともありましたが、浄化制御装置も設置され、現在では澄みきった水が湧き、農業用水として使われています。

スポット情報

所在地 牧港2-5-10

地図

立津ガー

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