勢理客橋の碑

公開日 2013/01/01

【画像】勢理客橋

「勢理客(じっちゃく)橋の碑」を紹介します。そもそも勢理客橋なんて文化財があったっけ?と疑問に思われた方は少しだけ浦添通です。実は勢理客橋は、沖縄戦で米軍の進撃を阻むために破壊され、失われてしまった文化財なのです。しかし、小湾川(こわんがわ)にかけられた勢理客橋は那覇から北方へ至る国頭(くにがみ)街道(かいどう)筋にあり、交通往来上非常に重要な橋でした。架橋(かきょう)の年代はわかりませんが、古くから石橋で造られとても立派だったそうです。橋は劣化や大洪水などで壊れ、1679年、1691年、1744年と3度にわたり大掛かりな修築(しゅうちく)がされています。その際、顛末(てんまつ)などが記された記念碑が建てられました。それが「勢理客橋の碑」なのです。

現在、勢理客橋はコンクリート造りになっていますが、碑は復元され当時の姿を見ることができます(1691年修築時の碑)。また、橋の修築にあたっての動員数や、その賃金などを記載した解説板も設けています。

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