“市民全員が浦添市の宣伝マン”を目指して!

公開日 2016/01/19

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名前
水田 正明さん
お仕事
フォーモストブルーシール株式会社
代表取締役社長
浦添市観光協会会長
出没スポット
ブルーシール牧港本店
(ぶるーしーる まきみなとほんてん)
出身地
広島県尾道市
情報
「うらそえナビ」を見てラーメン屋を巡り、味をチェック!
フィード情報

新しいことにチャレンジし続けた31年
浦添市の観光振興にも奮闘 

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ウチナーンチュだけでなく、県外の人にも有名な“アメリカ生まれ、沖縄育ち”のアイスクリーム「ブルーシール」。創業68周年を迎える「フォーモスト ブルーシール株式会社」代表取締役社長であり、浦添市観光協会の会長も務める水田正明さんに、沖縄や浦添に対する思いを伺ってきました。

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広島県出身である水田社長が沖縄に来たきっかけは、31年前、株式会社ポッカコーポレーションの沖縄駐在員として。「当時ポッカの年間売り上げは3億円でしたが、1000億円まで伸ばすということで、沖縄は3年間で10億円の売り上げが目標でした」。10億!!!!!かなりのムチャ振りですよね。「当時はまだコンビニもなく、県内のスーパーを回って商品を売り込みながら、自動販売機の展開も進めていきました」。10億円の売り上げ目標を達成した1990年・1991年には、株式会社沖縄ポッカコーポレーションという現地法人にし、工場や自動販売機の会社を子会社にしました。沖縄独自の商品も多く開発したそうです。

 

 

「1993年、みんなに怒られながら発売したのがさんぴん茶なんですよ。『さんぴん茶はアチコーコー(熱々)で飲むもの』『缶で売るなんてありえない!』と、さんざん言われました」。今では大人気の缶入りさんぴん茶ですが、最初に発売した時はご苦労があったんですね。「とはいえ、沖縄の方には昔から馴染みのあるお茶なので、『売れないと思うけど、試しに置いてみるよ』と言ってくれたんです。コンビニでも少しずつ売れてきたのですが、買っているのは年配の方だったので、若い人にアピールできたら化けるかもと思い、沖縄の童謡『じんじん』を替え歌にして、『チャッチャッチャチャチャ♪ポッカのさんぴん茶♪まーさよー♪』と歌いながら踊るCMを作ったんです。その効果は絶大で、1996年には一気に売り上げが伸びました」。えー!あのCM覚えてますよ!今でも耳に残っています。
(ちなにみ当時のCMではないのですが、上の動画が現在、沖縄限定で放映されているさんぴん茶のCMのひとつです)

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「ちょうどその頃、ブルーシールを持っていた香港の会社からM&Aで売却したいというお話をいただきました。当時はブルーシールも経営が厳しかったのですが、ブランドとしては凄いものを持っているのでやりようはあると思い、ポッカ本社の社長にレポートを書いて提出。2011年4月に辞令を受け、ブルーシールの社長になったんですよ」と水田さん。さらに2015年6月には、浦添市観光協会の会長にも就任なさっています。「やっぱり浦添を元気にしなきゃね。まず、事務局次長を浦添市商工産業課の方が兼任していたので、やはり専任の方がいなくてはと思い、今は専任の事務局次長がいます」。早速会長としても動き始め、頼もしい水田さんです。

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「浦添はいろいろなイベントをやっていますが、PR不足だと思います。お客さんは結構集まっているけれど、実は浦添の人はあんまり知らなかったり…。ヤクルトスワローズのファン感謝デーでは、川端選手の“最多安打ぎー(サーターアンダギー)”がめちゃくちゃ売れたようですが、そういうことをもっとやっていかないと」と、水田さんは苦言を呈します。

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「市民が浦添を誇りに思えるようにしていかなくてはならない。僕は浦添ようどれをよく人に勧めるのですが、あれだけ身近で王家のお墓を見られるところってないですよね。そういう浦添のおすすめの場所や良いところをもっとみんなが語らなきゃ」。

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さらに、「国道58号を走って浦添に入ったら、右も左もクリスマスイルミネーション!っていうように、わざわざここを通る目的を作りたいですね。観光だけじゃなく、医療ツーリズムもぜひ浦添でやってほしいです。最新医療でゆっくり療養して、心も体も浦添で癒して帰るスペースがほしい」と、新たな構想も広がっているようです。

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「観光客のみなさんには、浦添を通り過ぎないで足を止めてほしい。ブルーシールもあるし、A&Wもあるし、港川の外国人住宅街(港川ステイツサイドタウン)もある。首里城に行ったら、その後に浦添城跡にも行ってほしい。あの景色は最高ですよ!そういう楽しいところや文化・歴史もあるし、おいしいところもいっぱいあるので、ぜひ浦添の滞在時間を長くしていきたいですね」。

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浦添をもっと元気にしようと、さらに奮闘する水田さんです。

地図

ブルーシール 牧港本店

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