経塚(きょうづか)の碑 [市指定史跡]

公開日 2013/01/09

日秀上人が妖怪対策に建てた石碑

県道153号線を仲間から首里に向かって行くと経塚公民館の横の丘の上に「金剛嶺」の三文字が刻まれた石碑が立っている。これが「経塚の碑」と呼ばれ、土地の人々は氏神として参詣し、旧10月1日には、祈願祭をとりおこなっている。尚円王統の尚真王時代(1477年~1526年)に日秀上人(紀州の真言宗知積院の住僧)が1522年、首里から浦添に通ずる道中の丘に、妖怪が出没し、人々を悩ましていることを聞いて金剛経文を小石に写して土の中に埋め、「金剛嶺」を刻んだ石碑をその上に建てた。
その後は、妖怪は現れなかったということである。今でも沖縄民間風俗で、地震や災害などのとき「チョーチカチカ」と三度唱えるのは、この金剛経が妖怪を寄せ付けなかったことにちなんでいるといわれている。

経塚(きょうづか)の碑

経塚の碑

スポット情報

スポット名
経塚(きょうづか)の碑
住所
沖縄県浦添市経塚1丁目
アクセス
バス:系統番号91・191番乗車「第二経塚」バス停下車、徒歩5分
駐車場
無し

地図

経塚(きょうづか)の碑 [市指定史跡]

※この記事はに作成されました。公開時点から変更になっている場合がありますのでご了承ください。