Leather Base(レザーベース)
公開日 2014/12/24
上品でいてシンプル。
使い込むほどに味わいが増す革製品
Leather Base PIPELINE。パイプラインとは浦添市から宜野湾市へかけて伸びる、アップダウンの激しい県道251号の通称で、Leather Base PIPELINEは、その名の通りパイプライン沿いに建つ革小物の専門店です。店内にはオリジナルの革製品がずらり。店舗の奥には、それらを制作する工房も併設されています。
こちらが、棚の上に置かれたLeather Baseの革小物たち。「リング(150円)」や「マウスパッド(3200円)」など、身につけるものや生活にちなんだものが革で作られています。
定番の「シングルブレス(1000円)」は、性別やシーンを問わずに付けられるシンプルなデザイン。長さや端の処理がそれぞれ異なっているところも、大量生産の製品にはない魅力ですね。商品の色展開は、キャメル(生成)、チョコ、グリーン、赤、黒の全5色。どれも時を経るごとに風合いが増すカラーセレクトです。
店内を物色していたら、ちょっとおもしろい商品を見つけてしまいました。これ、何だかわかりますか?
正解は「メガネホルダー(2400円)」。メガネやサングラスをシャツの胸元にひっかけていたら襟口が伸びてしまった…なんて事態は、誰しも一度は経験する(?)ことですが、これさえあればもう安心。メガネをホルダーにかけていないときのこなれ感もポイントです。なぜこの商品が生まれたのかというと…
Leather Baseのオーナーである赤嶺さんご自身が、メガネユーザーだから。まさに、生活の中でこういうのがあると便利だなという、ちょっとした気づきが生み出したグッズですね。
そして、もう一点おもしろ商品をご紹介。なんと「免許証ケース(2100円)」です。赤嶺さん、どうしてこれを作ろうと思ったのでしょう?「なんか、嫌じゃない?警察に全部見られちゃうの」…な、なるほど(警察と話すことなんてそんなにないからなあ…赤嶺さん、何者なんだろう…)。
Leather Baseのオリジナル商品に使われる革はすべて「栃木レザー」を使用しているとのこと。栃木レザーは、国内加工されている革の中でも、植物なめしで仕上げられた数少ない革です。環境への配慮はもちろんのこと、ほかのなめし方では得られない革そのもののつるりとした風合いが人気。使い込むほどに持ち主の手になじみ、世界にふたつとない味わいが出るため、固定ファンも多いのだとか。
シンプルな作りの商品が多いLeather Baseですが、創業当初は、ネイティブインディアンスタイルのものや、蛇革などを使ったハードなものも多かったといいます。
以前オーダーメイドで作った製品のアルバムを見せてくれました。最初はお客様のニーズに合わせて商品を作っていましたが、作り続けるうちに、今のスタイルに落ち着いたとのこと。「ニーズに合わせる段階から、こちらからスタイルの提案をしていく段階へと移っていったのかな」と赤嶺さんは話します。もともとはシンプルなものを作りたかったからね、とも。たどり着くべくしてたどり着いた形なんですね。
現在は、革製品のみならずアパレルの展開もスタート。ゆくゆくは家具や雑貨なども置けたらということでした。革の店に留まらず、ライフスタイルそのものに影響を与える場として進化し続けるLeather Base。ストイックなまでに飾り気を排除したシンプルなスタイルは、普遍的なものとして今後も人々を魅了していくことでしょう。
最後に、Leather Baseのコンセプトであり、おそらく赤嶺さんの心のなかにずっと存在し続けてきたであろう言葉を持って、締めくくりたいと思います。"上品さとは、シンプルの中にしか存在しない最大の魅力である"。
DATA
店名
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Leather Base PIPELINE (レザーベースパイプライン) |
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電話番号
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098-943-4874 |
住所
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浦添市伊祖4-18-1 伊祖ビル2 101号室 |
営業時間
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12:00~20:00 |
定休日
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水曜 |
駐車場
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2台 無料 |
Webサイト
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Webサイト |
平均予算
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500~1000円 |
支払い
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・現金払い ・クレジットカード |
地図
Leather Base PIPELINE
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