弁財工房(べんざいこうぼう)
公開日 2015/02/25
時間をかけて質感の変化を楽しむヘビ革の魅力にハマる
重厚な存在感を放つヘビ革財布がずらり。ここ弁財工房は、創業40年の歴史を誇る革細工の工房兼ショップです。ヘビ革を中心に、クロコダイルなど、レザー全般を使った財布やバッグの制作販売を行なう弁財工房。普段なかなか目にする機会のない、迫力の作品たちをご紹介しましょう。
まずはこちら、人気商品の「パッチワーク長財布(各23760円)」。パッチワークとはいえ繋ぎ目に凹凸はなく、まさに匠の技といった仕上がりです。弁財工房で取り扱うヘビ革は3種類あり、それぞれ、ニシキヘビ、ハブ、アカマタと呼ばれる沖縄の固有種とのこと。手前のものには2種のヘビ革が使われていますが、どの部分が何の種類に当たるかわかりますか?
ヒントはこちら!左からハブ、アカマタ、ニシキヘビ。もうおわかりでしょうか?先ほどの手前の財布は、中央がハブ、そのほかの部分にはアカマタが使われているようですね。それにしても、こうして比べて見ると、世界最大といわれるニシキヘビの大きさが改めて際立ちます。
長さだって、一目瞭然!生きていたらと考えると、少々身震いしてしまいます。このニシキヘビで約2mとのことですが、大きいものだと5、6mにもなるのだとか。す、すごい(そして怖い)。ち、ちょっと、商品のほうへ戻りましょうか…。
パッチワークは珍しいため人気があるということで、バッグも見せていただきました。左のカラフルなものは86400円、右のショルダータイプは54000円。全国各地の物産展へも精力的に出店をされる弁財工房ですが、パッチワークに惚れ込むマダムたちは津々浦々にいらっしゃるようです。
バッグや財布はオーダー制作も可能。革の種類はもちろん、カラーも豊富な取り揃えです。特に人気があるのが、サーモンパールやゴールドなどの、光沢があるカラー。弁財工房のために調合された、オリジナルカラーです。ちなみに、オーダーではどのようなものが人気なのでしょう?「財布の内側だけゴールドにしてほしいというご依頼をよくいただきますね。ヘビ革とゴールドは風水的に金運を呼び込むとされていますが、表でゴールドを使うと派手になるので、内側だけこっそり…という方が多いんですよ」。なるほど!たしかに、ゴールドのお財布だと目立っちゃいますもんね。
しかし逆に言えば、華やかなものを持ちたい方にとっては、ゴールドは絶好のカラー。オーダーなら、こんなにゴージャスなバッグだって作れちゃいますよ。お客様からのご依頼があって制作されたというこちらのバッグ、街で見かけたら、すぐに弁財工房のものとわかりますね!
それにしても、ヘビ革が持つ存在感には圧倒されるばかりです。お値段は決して安いとは言えませんが、どれもこれも、長く使えるものばかり。最初はウロコが立っていてザラリとした感触があるものの、使っていくうちに滑らかになっていくのがヘビ革の特徴なのだそう。また、ヘビ革は、ほかの革とは違ってクリームを塗ったりなどのお手入れが不要。革自体が薄いので軽いのもうれしいポイントです。使えば使うほど馴染む革とは、まさにこのこと。
店奥の工房を覗くと、職人の石嶺さんと野原さんが、慣れた手さばきで作業をされていました。裁断から縫製までのすべての工程を手作業で仕上げる弁財工房。そうして生み出された作品だからこそ、一生モノとして全国の皆様に愛用され続けるのですね。
DATA
店名
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石嶺商事(弁財工房) (いしみねしょうじ(べんざいこうぼう)) |
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電話番号
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098-875-0018(石嶺商事) |
住所
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沖縄県浦添市大平2-7-3 |
営業時間
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9:00~18:00 |
定休日
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日曜、祝日 |
駐車場
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2台 無料 |
支払い
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現金 クレジットカード |
Webサイト
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地図
弁財工房
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