伊祖メーヌカー
公開日 2013/01/01
1731年に書かれた「琉球国旧記」には、伊祖の井戸として前之井と記載されています。子どもが生まれた時の産水やお正月の若水を汲んだ神聖な場所でした。他にもクシヌカー、上ヌカー、伊波ガーや個人の井戸など、まわりには今も多くの井戸が残っており、水の豊かな地域だったことがわかります。中でもメーヌカーか一番大きく、水量も豊富だったため、いざという時の防火用水としても大事にされていました。地域の方々のお話によると、戦後もしばらく、あたりには田んぼが広がっており、メーヌカーへは人がすれ違うことができないほど細い幅の田んぼのあぜ道を通って行ったため、お正月の若水を汲みに行く際。正面から先輩の姿が見えると、道を譲るために後退しなければならず、「いつまでたっても水を汲めなかった」という話も聞かれました。形は大きな半円形で2段になっており、あいかた積みや布積みも見られる美しい井泉です。
スポット情報
所在地 | 伊祖4-13 |
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地図
伊祖メーヌカー
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