「城紅型染工房(ぐすくびんがたそめこうぼう)」で沖縄の伝統工芸にチャレンジ!家族、友人みんなで気軽に楽しめる紅型体験で沖縄旅行の思い出作り
公開日 2020/04/06
紅型とは、沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つ。「紅」は色全般を指し、「型」は模様の事をいいます。
浦添市前田にある紅型(びんがた)ギャラリー「城紅型染工房」は、現代的な紅型から伝統柄まで、数多くの作品が並ぶショップ兼ギャラリーとしても人気。実は、こちらでは作品を購入するだけではなく、紅型の制作体験ができることはご存知でしたか?旅先で沖縄の伝統工芸に気軽に触れることができる紅型体験。今回は海外からの親子に密着しました。
誰でも簡単!沖縄の伝統工芸に挑戦!
まずは紅型についての説明や色付け方法についての説明を受けます。紅型染めの体験ができるのは、コースター、タペストリー、トートバック(小・大)の4種類。今回参加したアメリカ人の親子はクリスマスツリー柄のタペストリー作りに挑戦です。柄はほかにもジンベイザメ、首里城、シーサーなど、さまざまな種類から選べ、製作時間はタペストリーだと50分程度です。
色付けに使用するのは、樹脂顔料と呼ばれる染料。豊富な色味と、いったん乾くと水で洗っても落ちないのが特徴です。
それでは、さっそく体験スタート!スタッフが、丁寧に指導してくれるので初心者でも楽しめますよ。
紅型特有の筆を使って型の上から好みの色で色づけしていきます。お子様でも簡単に塗ることができます。
色づけする部分以外、生地にはあらかじめ防染糊が塗られています。糊は水で洗い流すことができるため、最後に残るのは布へ直接塗られた染料だけ。糊の上に染料が乗っても心配する必要はありません。慣れてくると、見本を確認しながらスイスイと進める事ができます。
作業を続けること約50分、ついに色付けが完成!体験で作った作品は、当日お持ち帰りが可能です。約1週間~10日間前後をかけて自宅で乾燥させ、水洗いをして完成。自分で作った作品は、愛着もひとしおです。
完成見本はこちら。左の茶色い部分の糊を落とすとモチーフが現れます。色鮮やかでキレイですね♪
体験を指導してくれるのは現役の職人さんたち
紅型の手ほどきをしてくれるのは、左から店長の山城さん、デザイナーSHOKOさんとEYELAND(アイランド)さん。SHOKOさんとEYELAND さんは、沖縄都市モノレール「ゆいレール」職員の夏服のデザインを手掛けたり、九州・沖縄サミット開催記念のOKINAWAテキスタイルコンテストゴールド賞を受賞。サミットにて外務省のスタッフウェアとして採用されたそうです!
「紅型に対して伝統工芸品であるというイメージをお持ちだと思うんです。もちろんそれは全然悪いことではないんですけれど、でも、もっと身近に関わりのあるものとして感じてもらえたら嬉しい」という思いから紅型体験を始めたそうです。
体験に訪れる人はさまざま。旅行客や家族連れはもちろん、友達同士みんなで体験、なんてシチュエーションもあるのだとか。
「特に小さいお子様は、普段見ることのない工房の雰囲気に大はしゃぎするんですよ。」と、山城さんはにっこり。「鉛筆が握れる年齢以上なら、どなたでもでも体験できます!」との事。世界で一つだけの作品作りは素敵な沖縄旅行の思い出になるのではないでしょうか。
店舗情報
店名 | 城紅型染工房(ぐすくびんがたそめこうぼう) |
住所 | 沖縄県浦添市前田4-9-1 |
問合せ先 | 098-887-3414 |
定休日 | 日曜日 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
体験時間 | 10:00 or 14:00 ※希望日3日前までに要予約 |
コースメニュー・料金 | ・城紅型染工房見学 要予約 無料 ・紅型体験(コースター) 約40分~ 1,900円 ・紅型体験(タペストリー) 約50分~ 3,500円 ・紅型体験(トートバック小) 約40分~ 2,500円 ・紅型体験(トートバック大) 約50分~ 3,000円 |
駐車場 | 4台 無料 |
Webサイト | https://www.gusukubingata.com/ |
その他 | ・汚れてもOKな服装 ・25名以上で出張体験も受付 ・要望があればお気軽にお問合せください |
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