浦添市出身・在住の芥川賞受賞作家：又吉栄喜氏の「亀岩奇談」を舞台化

両親を相次いで亡くし、２１歳にして年間３０００万円の賃料を生む軍用地を相続した和真は、周りからお祓いを勧められるほどのダヤーだ。
だがダヤーとマイペースは紙一重。「これが自分の仕事だと自分でも確信でき、人にも堂々とそう言えて、トートーメーにもキチンと報告できる、そんな『まっすぐな仕事』をしたい」和真は、新天地を求め、母がこよなく愛した母の生まれ島に移住する。自然豊かな島の暮らしは和真の心を癒すが、母の残したことばをたどるうち、 美しい島の海に近づく不吉な影に気づく。
『まっすぐな仕事』を探すつもりが海千山千のおとなたちに翻弄され、どんどんドツボにはまってしまう和真。はたして彼は「まっすぐな仕事」をみつけることができるのか。