熱い、暑い、厚い! 第37回浦添てだこまつりへ!

公開日 2014/08/13

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今年、沖縄で一番ホットな祭り(そうです、絶対そうです!!! )「第37回 浦添てだこまつり」が、浦添総合運動公園をメイン会場に、7月18日(金)〜7月20(日)の三日間に渡って開催されました。浦添市民ならだれもが知っている、浦添を代表する一大イベント!このお祭りを皮切りに、子どもたちの長い夏休みがはじまります。大人も子どもも大騒ぎ!今年もはしゃぎ過ぎて、夏休み早々に燃え尽きてしまうほど楽しめる3日間でした!

 


ローカルムード満載!屋富祖通りでの前夜祭へ〜

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期間中は、浦添市内のいろんな場所で催しものが開かれますが、まず最初の見どころは初日の7月18日(金)に行われた「前夜祭」

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会場に到着すると目の前にはたくさんの人!人!人の海! 浴衣を着たカップルに、走り回る元気な子供達、その子供をおいかけるお母さん…それを見なかったことにして(?)、祭りの雰囲気をつまみにビールを飲むお父さん。沖縄中の人が浦添市に集まったのかと思うほどの人出です!

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まともにまっすぐ歩けず押し寄せてくる人の波に飲まれないよう歩くのがやっとでした。

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会場である「屋富祖通り」は、浦添の発展とともに歩んできた歴史ある商店街。この日は、特別に歩行者天国になります。歩かないと見えてこない古き良き屋富祖通りの良さも思う存分体感しました!

 

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歩を進めると、屋台のほか、エイサー、ダンスなど路上でのパフォーマンスもあちこちで行われていました。

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プロだけでなく、青年会や老人会のメンバー、子どもたちに至るまで、浦添市民が主体となって繰り広げられる迫力あるパフォーマンス。通りを散策しながら、すぐ目の前で楽しむことができるのが、この前夜祭ならではの魅力です。

 

まつりの始まりは厳かな「てだこ火採火式」から

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翌日19日(土)は、いよいよまつりの本番!スタートを飾るのは「てだこ火採火式」です。
 

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琉球王朝発祥の地との説が有力な浦添市。採火式は、首里城以前の王統であり、「浦添城」を築いたとされる英祖王の誕生の地である「伊祖城趾」で行われます。

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実行委員会の関係者が先祖へ感謝し、てだこ祭りの安全と成功を願う儀式を行います。祈りや三線や琴の音色と、儀式は厳かに行われました。浦添市のPRのために活躍する今年のてだこレディにとってはこれが初仕事。3人も真剣な表情でした。

 

 

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「てだこ(太陽の子)」というまつりの名にちなんで、まつりの間燃えつづける灯火は、大きなレンズで集光した太陽の光によって起こされます。火を起こすの は、その年のてだこレディの役割。今年は黄色にオレンジがアクセントの鮮やかな「うらそえ織り」のユニフォームで採火を行いました。

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長年浦添市に住んでいても、この儀式を見たことがある人は少ないはず。地域の人達の協力によって脈々とつながっている大切な文化は一見の価値ある神聖なものだ…始めて儀式を目にして、改めてただのおちゃらけたまつりでないことに、胸が熱くなりました。

 

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こうして、伊祖城跡で採火された灯火は、メイン会場の浦添総合運動公園の聖火台に点火されます。

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浦添総合運動公園は、スポーツやレクリエーションを行う場所として、多くの市民が集う場所。東京ヤクルトスワローズの春季キャンプも公園内にある浦添市民球場で行われます。屋台と提灯の光に彩られたこの日は、公園がふだんとは全く違った表情を見せる特別な日。どこも多くの人で賑わい、まつり独特のウキウキワクワクした雰囲気に包まれていました〜。さ、さ。まつりを思いっきり楽しむぞ〜!!! といざ、会場内へGO!

市民が創りあげるまつりは最高潮へ!

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会場内では、舞台を中心に囲むように立ち並んだ屋台から美味しそうな香りと景気のいいゲームの音が。子どもの頃、親にねだったゲームを横目に見ながら、食べ物を両手いっぱいにゲット。舞台の見える芝生の上に腰掛けてみました。

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場所取りは早い者勝ち。野外を吹き抜ける風とほのかに香る芝生の香りが新鮮で、ちょっとしたピクニック気分です。

 

 

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LIVEに耳を傾け、エイサーを楽しみ、一緒にダンスを踊る。お祭りの特別な時間に子供も大人も胸を踊らせています。
 

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立ち上がって踊りだす子供がいるかと思えば、子供よりノリノリなのは大人の方だったり…(^^)  そんなこんなで、イベントを楽しんでいるうちに、夕暮れの空もいい感じに彩りを増してくるではないですか。
 

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日もすっかり沈んだころに繰り広げられるのは、このまつりのメインイベントである「浦添三大王統まつり」。浦添市を拠点に活躍するエイサー&太鼓集団「鼓衆」の演舞を始め、浦添市民をメインに総勢1000名が参加する琉球王朝絵巻は、圧巻でした。

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この日のために一生懸命練習を積んできた浦添市内の子どもたちや、青年会、旗頭保存会の面々までが一堂に会する晴れ舞台。
まさに浦添市民の手で作り上げられているまつりの素晴らしさを、実感できるひとときでした。

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「浦添三大王統まつり」が終わると、いよいよ次は、クライマックスの大花火。待ちわびながら過ごす時間もモドカしいので、ここで少し解説を…。てだこまつりの大花火は、すぐ近くの公園の高台から打ち上げられます。歩いていけるほどの近距離から打ち上げられる花火は、沖縄県内でもかなりレア。間近で目にする花火は巨大で、その迫力に圧倒されます!

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…なとど解説しながらも…みんなで夜空を見上げ、その時を今か今かと待ちます。カウントダウンが始まりました…「3、2、1!」一瞬の沈黙の後…「ドっカアァアーーン!」と光る閃光。会場が一つになる瞬間です!!!
 
あまりの美しさと迫力に、歓喜の声や言葉にならないため息が聞こえました。毎年打ち上げられるこの花火が、浦添市に夏の訪れを知らせてくれます。会場で見る人がいたり、自分だけの秘密の花火スポットを持っている人がいたり。夏の風物詩として市民に愛され続けている花火を、ぜひみなさんにも見ていただきたいです!

まつりの締めくくりは会場にいるみんなでカチャーシー大会。鳴り響く太鼓の音と三線の音色に合わせて、たくさんの人が両手を高くあげ踊りだします。右に左にと手を振りながら、子供も大人も満面の笑み。地域の協力で作りあげられたてだこまつりは、みんなの笑顔で熱いフィナーレを迎えました。

まつりが終わった後のそこはかとない寂しさが、また来年のまつりに向けての力になります!浦添市民が創りあげる「てだこまつり」。来年はぜひ、会場に足を運んでみてくださいね!


第37回浦添てだこまつり スナップ集

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