城下まちを歩く仲間集落ぶらりルート

城下まちを歩く仲間集落ぶらりルート

首里以前の王統の居城である浦添グスクに隣接する仲間集落を歩くルートです。
浦添市の指定文化財である拝所や井戸などをめぐりながら歩くことができます。
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見どころスポット

浦添グスク・ようどれ館

国指定史跡「浦添城跡」のガイダンス施設です。浦添グスクと浦添ようどれの発掘調査での出土品や、戦前のパネルなどを展示しています。また浦添ようどれ西室(英祖王陵)内部を実物大で復元し、県指定文化財の「浦添ようどれの石厨子」のレプリカ(模型)も展示しています。

クバサーヌ御嶽

仲間集落発祥の地と伝えられています。『琉球国由来記』(1713年編纂)には「コバシタ嶽」と記されていますが、コバシタとはクバの木の下という意味です。

一帯はウガングヮーヤマとも呼ばれ、戦前は大木がうっそうと茂っていました。クバサーヌ御嶽には石で積み封じた神墓があったそうです。

仲間ンティラ

『琉球国由来記』(1713年編纂)に記されている「長堂之嶽」が仲間ンティラにあたると考えられています。ティラ・テラと呼ばれる拝所の多くは洞穴になっており、ムラの神が鎮座しているところと考えられています。戦前の祠は石積みの壁に赤瓦葺きだったようですが沖縄戦で失われました。

仲間樋川

日常の飲料水としての利用を始め、産水・正月の若水などをくむ場所でした。『琉球国旧記』(1731年編纂)にすでに樋が掛けられていたことが記されています。昭和10年(1935)には大規模な改修工事が行われ水タンクが設置されました。タンクからあふれ出た水は洗濯などをする「平場」を経て、農具や馬を洗う「ウマアミシ」まで流れていました。

仲間火ヌ神

近世の仲間村の「地頭火ヌ神」といわれています。地頭は琉球王国時代に間切や村を領地にした士族で、その就任や退任のときに拝んだのが地頭火ヌ神です。

おもろの碑

「おもろ」とは神にささげる歌だと考えられています。王府は1531年から1623年にかけておもろを記録し『おもろさうし』にまとめました。昭和・平成にかけて浦添に関わりのあるおもろの碑をゆかりのある土地に建てました。

県営浦添大公園南エントランス管理事務所

浦添グスクの南側入口にある県営公園の施設です。同施設の多目的室には、浦添グスクを紹介するパネルや、グスクの模型などの展示コーナーを設けています。入館は無料です。

石畳道

浦添グスクの南斜面では、石畳道を復元整備しています。

ぶらりルート地図(地図を拡大・縮小する

 

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