浦添市伊祖の住宅街の中にある食ぱん専門店。白壁に茶のカウンターがちょこんとあるだけの、シンプルな店内に、ずらりと並ぶ四角・しかく・シカク。「食ぱんの焼き型が大好きで、型で焼いたパンをお店にダダ～っと並べたいという、イメージ先行のお店なんですよ(笑)」と言うオーナーさんですが、もちろん、パンへのこだわりもしっかりあり。

レーズンからおこす自家製酵母を使用することで、皮にフルーティな味わいがあるのが、こちらのパンの特徴。国産の小麦粉を使い、朝食として食べられるオーソドックスなものから、おやつ感覚で食べられる甘いものまで、バリエーション豊富にそろう。パンに使用する食材に合わせて、生地もさまざまに工夫している。

炊いた玄米を小麦粉にまぜた『玄米食ぱん』(ハーフ270円)は、砂糖を使わず、酵母の甘さだけで仕上げたパンで、焼くとおせんべいのような香ばしさが際立つ。モカ生地の『チョコモカ食ぱん』(ハーフ340円)は、生地の合間に練り込んだチョコレートがほんのり甘く、大人も子供も楽しめる味わい。生地にオリーブオイルを練り込んでさっぱり焼き上げた『あん食パン』(ハーフ340円)は、あんことウグイス豆のマーブル模様もかわいらしいおやつパン。その他に、季節ごとの食材や、沖縄の食材を使ったアイデアパンも登場するので、食ぱんの奥深さを堪能してみては。