佐和田洋菓子店 (さわだようがしてん)

公開日 2014/10/27

古き良き洋菓子店のオールド&ニューお菓子

浦添市を横断する県道251号線、通称「パイプライン」は、グルメもうなる安くておいしい名店ぞろいのストリート。通常この道を通る時は、空腹具合とカロリー計算とお財布事情と待ち合わせ時間との葛藤。ですが、今日は取材という立派な名目があるので、心おきなくタチヨリマセウ。

佐和田洋菓子店
40年近く続く佐和田洋菓子店は、パイプライン沿いで佐和田さん一家が営む地元っ子御用達の店。現在は世代交代し、長男・弘安さんが二代目店長として頑張っています。

佐和田洋菓子店 弘安さん
大柄で、人懐っこい印象の弘安さん。作業でお忙しいはずなのに、終始ほがらかな笑顔で対応してくれる、まさに天与のスマイルの持ち主。「きっと、この店のおやつはおいしいんだろう」と確信が持てます。 高校卒業後すぐに、東京の菓子店で働き、23歳で帰郷。それから約20年、実家であるこの店を支え続けているのだとか。「Q:家族同士の職場で心がけていることは?」「A:楽しくやること」。「Q:趣味は?」「A:サッカー」「Q:好きな食べ物は?」「A:(隣りにある)はつみ食堂の黄色いカレー」。押しつけがましい経営論もなく、回答もいたってシンプル。よい人が作るおやつ、きっと皆が大好きな、ストライクの味がするだろう、と強く再確信。

佐和田洋菓子店
昔ながらの洋菓子店らしく、洋と和が所狭しと並ぶショーケース。生ケーキ、その横にはオーソドックスな焼き菓子や法事用の伝統菓子などがずら~り。バラエティ豊富に並んでいます。
佐和田洋菓子店
佐和田洋菓子店
佐和田洋菓子店
さらにショーケースの背後には、スーパーなどに卸すために製造中のお菓子の山、山、山。こんなにどら焼きが積まれているのを見るのは、生まれて初めて! と、身を乗り出してパシャリ。お菓子屋さんって楽しいな~、とうっとりします。
佐和田洋菓子店 桑の葉田イモ
と、ここで、浦添市いちおしの食材、島桑と田イモも組み合わせたオリジナル商品「桑の葉田イモ」を発見!

佐和田洋菓子店
パン生地の上に田イモあんを乗せ、蒸したあとに冷まし、桑の葉生クリームとカスタードクリームを入れて冷やす、という数工程を経て作り上げるのだとか。中に入った田イモあんと生クリームが重たすぎず、冷たいおやつパン感覚でパクパク進みます。ボリューミーでリーズナブルなのも、庶民にうれしい存在です。

佐和田洋菓子店 桑の葉ダックワース
まんじゅう以外にも島桑を使った商品「桑の葉ダックワース」もあります。上品なパッケージに包まれた、小ぶりな洋菓子で、外はサックリ、中はふんわり。生地にカシスジャムをはさんだ、軽やかな食感が美味なのです。


佐和田洋菓子店
プリントされた「浦添桑菓撰」とは、浦添商工会議所の呼び掛けに賛同した市内の製菓店やメーカーが、市民の声も生かしつつ、作り上げたおみやげブランド。自店のものをはじめ、他店の商品もそろえた販売コーナーを設けているので、島桑関連スイーツの食べ比べも楽しめますね。
佐和田洋菓子店 ジャーマンケーキ
取材終了後、おみやげに(決してドイツが発祥ではない)沖縄の定番洋菓子「ジャーマンケーキ」(写真左)までいただきました。ジャーマンケーキは通常、ホールケーキサイズの大きなものが多いのですが、こちらのはマドレーヌのようなミニサイズ。食器要らずなところが好ポイントですね。定番のスイーツに、店独自のアイデアをさり気なく散りばめてるなんて、これまた脱帽です!アッパレ、佐和田洋菓子店!

DATA

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店名
佐和田洋菓子店
(さわだようがしてん)
問い合わせ先
098-879-5075
住所
沖縄県浦添市屋富祖2-2-3
営業時間
8:30~20:00
定休日
日曜
駐車場
なし

地図

佐和田洋菓子店

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