おつな味

公開日 2014/11/18

「ただいま!」と言いたくなる、笑顔満点やさしさ満点なお店

内装01

 国道58号沿い沖縄銀行牧港支店の裏手にある「ごはん処 おつな味」は夫婦で営業している店。浦添市に移転してもうすぐ3年目を迎える。もともとは那覇市久茂地で20年以上、居酒屋として営業していた。ドアを開けると「いらっしゃ~い!」と、気さくなお母さんが明るい笑顔で迎えてくれる。


壁
店内は一見、落ち着きのある喫茶店のような雰囲気だが、よくみるとメール会員用の飲み物がドンと置いてあったり、壁掛けメニューがあったりと、観光客を裏切らない沖縄食堂っぷりだ。

南蛮アップ
「市長も食べにきてくれたんですよ~」という、お店の人気NO.1は「チキン南蛮(780円)」。日頃がんばるサラリーマンにも大人気で、これしか食べないお客さんもいるそう。
南蛮ソースとジューシーなチキンにご飯もすすみ、ボリュームにも大満足だ。


生姜焼き引き
他にも、アンデスの高原で育った豚を使った「高原豚生姜焼き(780円)」も人気だそうだ。

南蛮引き
メインのおかずもさることながら、野菜がたっぷりのサイドメニューにも注目!! もちろん野菜は県産品にこだわり、「安全・安心な素材を使うようにしています。おからのサラダか、おから炒めはサイドメニューの定番。食物繊維もたっぷりだから女性にもうれしいさぁね~(笑)」と、日ごろ野菜が不足しがちな独り身には、心にしみる心遣いだ。

むじ汁引き
すでにお腹はいっぱいなのだが、ふと壁のメニューを見ると「むじ汁(730円)」の文字。「むじ汁て、ぬーやが??(なんだ?)」と心の中で思っていると、心の声が聞こえたのか、タイミングよくお父さんが「食べるか?」と声をかけてくれので、すかさず注文してしまった。なんでも「ムジ」とは、ターンム(田芋)の茎。つまり「ズイキ」の事で、「むじ汁」は、このズイキの茎と田芋を煮て、味噌で仕上げた汁もので、田芋にたくさんの実がつく事から、子宝に恵まれるようにという願いをこめて、祝い料理として供される伝統料理だそうだ。

むじ汁アップ
 出てきた大きなどんぶりには具材がごろごろ入っている。さっそく食べてみると、里芋に似たねっとりほっこりした田芋とシャキシャキした食感のムジ。意外とあっさり、するっと食べることができた。

どう天
 そのほか、田芋をつかった料理「どぅる天(1個180円)」も、ドライブのおやつや、差し入れなどにもってこいだ。「どぅる天」とは、田芋を蒸してつぶし、豚肉や椎茸などの具材と合わせてダシや塩で味付けしたものに衣をつけて揚げた料理。沖縄風コロッケのようなものとでも言おうか。沖縄に来た際は、一度は食べてほしい一品だ。

夫妻語り
「お昼休みは1時間しかないでしょう? 働いている人には、休む時間が長くとれるように、早く出せる壁のメニューをおすすめしているのよ~」と、最後まで優しさがにじみ出る言葉。

夫妻笑
「ケンカすることもあるけど、ずっと二人でやってきたからねぇ~」とお母さん。お父さんは「親・子・孫と、三世代で通ってもらえるようなお店にしたいね」と笑う。笑顔とあふれる優しさで出迎えてくれるお店。「観光客もどんどんウェルカム!」なので、地元の優しさや沖縄の味に触れたいなら、ぜひ訪れてみては♪

DATA

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店名 ごはん処 おつな味 
問い合わせ先 098-878-7883
住所 浦添市牧港1-55-1
営業時間 11:00~22:00
定休日 不定休(木曜は14:00まで 夜は休み)
駐車場 4台
平均予算 700円~
支払い edy可
フィード情報 ホームページ:http://www.at-ml.jp/68134/
その他 メール会員に登録してくれたお客様には、登録画面提示でドリンク1杯サービス

 

地図

おつな味

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