うちなぁー居酒屋 五城(ごじょう)
公開日 2015/01/28
釣りたて鮮魚や珍しい貝料理が人気
国道58号沿い勢理客(じっちゃく)交差点の高架橋下に建つ「うちなぁー居酒屋 五城」。ほとんど常連客で埋め尽くされる店内には、10人掛けテーブル1つ、4人掛けテーブル2つ、2人掛けテーブル1つ、カウンター3席、外には4人掛けテーブル2つの小ぢんまりとしたお店。
壁に立派な魚拓が飾られているのを見ても分かる通り、オーナーの五城さんはもちろん、常連客にも釣り好きが多いそう。飾られているものより大きな魚が釣れると張り替えたり、釣り人が持ち帰ると新しいのを張ったりするので、その時々の魚拓をチェックするのも楽しみですよ。天気がいい日には五城さんも釣りに出かけ、その釣果がお店の料理に出てくることもあります。
人気の定番メニューは、イカスミをたっぷり使った「白イカスミのそうめんチャンプルー(1,000円)」。常連客にも一番人気で、「なるべくイカを品切れさせないようにしているんだけど、ない時もあるので…」と五城さん。シンプルだがコクのある味付けがお酒にもよく合い、女性客も口が真っ黒になるのを気にせずに食べているそうです。
「にがなのすーねー(350円)」も人気のおつまみ。お母さんが育てたニガナに、ツナ、島豆腐、自家製のピーナツみそを使っていて、優しいピーナツの味付けが口の中に広がります。「ほとんど全部手作り」と話す通り、作り置きはせず、どれも家庭的な優しい味わいが魅力。高瀬貝や夜光貝を使った貝料理もあり、他では味わえない珍しい料理も好評です。
五城さんの出身地である今帰仁村からは、毎年たくさんのシークヮーサーが届くそうです。そのおいしいシークヮーサーをひとつひとつ手絞りした「シークヮーサージュース(500円)」には、味が薄くならないよう、キューブ状に凍らせたシークヮーサー氷が入っています。うらそえナビスタッフも味見させてもらいましたが、シークヮーサーの爽やかな酸味と甘みは、生ならでは。「泡盛にこのシークヮーサー氷をひとつ入れるお客さんもいますよ」と五城さんが教えてくれました。
おいしい料理と五城さんの明るい人柄に惹かれ、県外からのお客さんも多く訪れています。数か月前から予約をするお客さんも多く、「小さい店だから、県外の常連さんは、飛行機やホテルを予約する際に、うちにも予約してくれるんです」。入口の壁には、お客さんの記念写真がずらりと張られていて、旅の思い出がぎっしり詰まっています。
こちらのお店の人気メニューは、料理だけではありません。なんと、五城さん手作りの貝細工も大人気。「貝料理を作っていると、大量の貝殻が余っちゃうんですよね。それを何かに使えないかと思って、5~6年前から始めました」。最初はグラインダーとう電動研磨工具で貝を磨き、その後耐水ペーパーで丁寧に少しずつ磨いていくと、表面がキラキラと白く輝いてきます(写真手前)。
この磨いた貝を使って、ペンダント(3000円~)やキーホルダー(2000円~)、ストラップ(1000円~)、三線ピック(2000円~)を制作販売しています。
可愛らしい亀の形をしたペンダントは、夜光貝の出っ張った部分を使って甲羅を表現。「貝の形を生かして作るのですが、1個作るのに1週間以上かかるので大変なんです」と苦笑い。沖縄では昔から、海に携わる人や海を愛する人たちがお守りとして貝を身に付けていて、沖縄ならではのアクセサリーがお土産にも大人気だそうですよ。
DATA
店名
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うちなぁー居酒屋 五城
(ウチナァーイザカヤ ゴジョウ) |
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問い合わせ先
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098-876-3719
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住所
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沖縄県浦添市勢理客3-9-10
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営業時間
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17:00~23:30
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定休日
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日曜、祝(夏季は営業の場合あり)
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駐車場
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5台
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平均予算
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3,000円~
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支払い
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現金のみ
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フィード情報
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地図
うちなぁー居酒屋 五城

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