与那原そば本舗 三倉食品
公開日 2015/09/26
市場内に店を構えて30年以上。
製麺所直営の沖縄そば店
沖縄県内には現在、本島・離島を合わせて21の製麺所がある。スーパーの食品売場を覗けば、各社が腕によりをかけて開発したさまざまなブランドの麺が並んでいる。その中の一つ、「与那原そば」を製造販売している三倉食品が営む沖縄そば店がこちら。「製麺所で店を持っているのは、いまはウチだけじゃないかなあ」とは店長の島袋一貴さん。
お店があるのは、沖縄県中央卸売市場内。1983年(昭和58年)に市場が設立されたのと同時にお店もオープンしたから、かれこれ創業30年になる。「当初は麺もここで作っていたんだけどね。会社の規模が大きくなるにつれて製造が追いつかなくなり、製麺施設は移転して、お店だけが残った」。
「今も昔も、お客さんは市場内で働く人と、市場に出入りする業者さんがほとんど。いつもは青果のセリが始まる朝6時頃から開店の準備を始めるけど、冬の間は海風が吹き込んで冷え込むから、温かいそばを食べて暖を取ってもらおうと、セリが始まる前に店を開けることもあるよ」。
沖縄そばのメニューは、トッピングに三枚肉がのったスタンダードな「与那原そば(小 400円)」をはじめ、写真の「軟骨ソーキそば(小 400円)」など8種類。麺はコシが強くもっちりとした歯ごたえがあり、さすが製麺所の面目躍如といったおいしさ。3種類のカツオをブレンドして、6時間以上丁寧に煮込んだスープは、香り高くあっさりとした味わい。ダシに使うカツオは、「市場内のお店から、その時々で手に入った良質な削り節を調達している」とのことだ。
こちらは一日10食限定の「ゆし豆腐そば(350円)」。やさしくふわふわした食感のゆし豆腐は、「まえさとネぇ~♪」と、沖縄在住の人なら誰でも口ずさめるほど浸透しているテレビCM(?)でおなじみの「まえさと」謹製。同じ市場内に支店があることから、今回のコラボが実現した。2016年3月までの期間限定だそうなので、まだ食べてない人はお早めに!
店頭ではお土産に最適な「与那原そばセット(5人前、4320円)」などのギフト商品も販売。果汁100%のシークヮーサージュース(1820円)をはじめ、三倉食品で取り扱う他の商品も購入できる。「観光客の方は、スケジュールの都合でお店に来られなくても、スーパーに立ち寄ったときに与那原そばを購入してもらえれば」と島袋さん。いえいえ、浦添をこよなく愛するうらナビ読者の皆さんは、お店にもスーパーにも行きますから♪
DATA
店名
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与那原そば本舗 三倉食品 中央卸売市場店 (ヨナバルソバホンポ ミツクラショクヒン チュウオウオロシウリシジョウテン) |
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電話番号
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098-865-2123 |
住所
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沖縄県浦添市伊奈武瀬1-11-1 沖縄県中央卸売市場内 |
営業時間
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7:00〜14:30 |
定休日
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水・日曜、12月31日〜1月4日 |
駐車場
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1000台(沖縄県中央卸売市場駐車場を利用) |
Webサイト
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Webサイト |
平均予算
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400円 |
支払い
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・クレジットカード:不可 ・電子マネー:不可 |
地図
与那原そば本舗 三倉食品
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