島桑の畑に行ってきました

公開日 2014/09/18

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地元のおじぃとおばぁが元気に栽培

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桑の葉の収穫のために管理している畑は現在11カ所。一部を除いてほとんどは浦添市内の畑を利用しています。幹線道路沿いに開けた広々とした畑もあれば、普通に生きていては絶対に見ることがなかったであろう、林の奥深くに潜む耕作地まで、あちらこちらに点在しています。

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この日は「葉っぱと実の収穫があるよー!」との連絡を受け、浦添市前田と安波茶(あはちゃ)にある桑畑を訪問。畑作業が始まる朝7時に間に合うよう息を切らせて駆けつけると、「浦添市シルバー人材センター」に登録して働く3人のおじぃ、おばぁが笑顔で出迎えてくれました。

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「浦添市シルバー人材センター」とは、浦添市に住む60歳以上の高齢者の就業をサポートする公益社団法人です。現在は合計7名の会員が養蚕グループに配属されており、桑畑の管理、栽培から養蚕、製茶までの工程を一手に引き受け、平日を中心に作業を行なっています。

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栽培している桑の木は、琉球諸島周辺に分布する「島桑(しまぐわ)」という品種です。桑の葉と桑の実を収穫する木は別々に管理されており、葉っぱ用の畑では、青々とした葉を付けた枝が人の背の高さほどまで伸びると、枝ごと裁断して浦添市伊奈武瀬(いなんせ)にある「養蚕絹織物施設サン・シルク」へ運搬します。

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一方で桑の実用の畑では、実験用も含めなんと30種類!もの桑の木を栽培しているんだとか。ひと仕事終えた会員さんが「ほらオネエサンたち、食べ比べしてごらん」と差し出してくれたのは、色も大きさも異なる3種類の桑の実。プチッとかんだ瞬間、甘い!おいしい!とうなり声を上げたものもありました。これらの実を使って、どんな特産品が今後生まれてくるのか、ますます楽しみになりました。

 

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