おきなわ国際協力・交流フェスティバル2017 参加レポート

公開日 2017/12/25

ハイサイもOlaもBuraも、み~んな楽しくチャンプル~!
おきなわ国際協力・交流フェスティバルには世界の笑顔がい~っぱい!

行ってきました!楽しんできました!年に一度のビッグイベント「おきなわ国際協力・交流フェスティバル 2017」!!
浦添市前田のJICA沖縄に行けば、海外旅行へ行かずとも、世界の文化やファッション、食事まで楽しめちゃうのがこのイベントのステキなところ。
会場は様々な言語が飛び交い、目があえばすぐに挨拶してくれるフレンドリーな研修員の皆さん。
いつもは「はじかさ~(恥ずかしがり屋)」のうらナビスタッフも、モジモジしないでどんどん話しかけるわよー!ということで、アグレッシブにカンバセーションを試み、ナイスな笑顔にたくさん出会ってきました。

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さて、故郷を離れて日々研修に励むなか、研修員の皆さんは地域の方々との交流をとても楽しみにしているそうです。だから、一年に一度のフェスティバルにかける気合いもたっぷり!
そして、来場者もこのイベントを楽しみにしていて、天気がすぐれない中でも朝から大勢の方が訪れていました。なかでも驚いたのは、子どもたちがまったく物おじせず研修員の皆さんに話しかけていたこと!
一歩踏み出せば通じあうものってあるんですね~!多種多様な文化を受け入れ、活かしてきた「沖縄のチャンプルー文化」は、次世代にもしっかり受け継がれていると実感しました。

 

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それでは、今回の見どころについてJICA沖縄の上原由美子さんにお話を伺いました!

「おかげさまで当イベントは2017年で22回目を迎えました。今回は試験的に1日のみの開催ですが、そのぶん中身の濃い内容になっています!44か国115名の研修員が、この日のためにブースの準備をしたり、歌や踊りの練習に励んできたので楽しみにしてください。また、県内協力団体(31団体)の展示ブースや世界の民族衣装でファッションショーなど、一日中見どころ満載ですよ!親子で楽しめるワークショップもあります。来場者の皆さんには、ぜひいろいろ観て・聴いて・気軽に国際交流を楽しんでほしいですね。もちろん、お食事も期待しててください!この日限定のメニューがOIC食堂にありますし、屋台には世界の美味しさがい~っぱいありますよ~!」

お~!期待がいっそう高まりました。上原さん、お忙しい中ありがとうございました!
それではさっそく、研修員交流ブースへLet'sGo~!

研修員交流ブース

研修員ブース1

体育館には、アフリカ・アジア・中近東・中南米・大洋州5つのブースが設けられていました。

ダンス練習

研修員ブースの隅で、こっそりダンスの練習をしていたお二人。楽しそうな様子にカメラを向けると「あなたも踊らない?」と声をかけられ、気づけば一緒にダンシング!「このダンス、女子力をアピールする踊りなのよ~♡」と言われた途端、(ジェスチャーで理解しました。)真剣に練習したのは言うまでもありません。

研修生ブース2

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うらナビスタッフの全然通じない英語でも、フレンドリーに対応してくれた研修員の皆さん。丁寧に置物やアイテムについて説明をしてくれたり、スイーツやドライフルーツ等を何種類か試食させてくれました。
皆さん「かめーかめー攻撃(歓迎やおもてなしの気持ちから、あれもこれも食べさせること。)」が上手で、すすめられるまま口にしていましたが、特に「ジャルゴーザ」という香ばしい木の実は本当にたくさんいただきました!試食なのに。
「ドライヨーグルト牛味(スッパイ)」は、よほど美味しいらしく、すでに試食が売切れ状態!牛味のスッパイ度ってどれくらいのものなのー??と、詳しく知りたかったのですが、開催時刻が迫る「民族衣装でファッションショー」の会場へ急ぐことに。

 

民族衣装でファッションショー

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青年海外協力協会による「民族衣装でファッションショー」がスタートする前に、出演モデルさん3人とお話ができたので写真をパチリ。
左から球陽高校2年ボランティア部の比嘉夏芽さん、生島由梨さん、平安花梨さん。なんと、衣装はそれぞれ自由にチョイスできたようで、比嘉さんは「涼しそうだから」という理由でザンビアの民族衣装、生島さんは「デザインがかわいいから」メキシコの民族衣装。平安さんは「着やすそう」な韓国のチマチョゴリ。皆さん、似合ってますよ☆ファッションショー頑張ってください。

ファッションショー1ファッションショー2

幻想的な音楽が流れる中、「民族衣装でファッションショー」がスタートしました。県内高校生20名による堂々としたランウェイ!ポージングもバッチリきまってますね☆このあと、一人ひとりが民族衣装の説明や選んだ理由などを話していました。

ペルーダンス

ペルーの踊りも披露してくれました!

ファッションショー全員

最後は出演者で記念撮影!みんないい笑顔ですね~!各国の民族衣装を着る機会ってほとんど無いので、きっといい思い出になるのではないでしょうか。

青年海外協力協会(JOCA沖縄)民族衣装試着

という流れで次にご紹介するのは、青年海外協力協会による「民族衣装試着」ブースです。
なんと!こちらで好きな衣装に着替えて会場内を周ることもできるんですよ。

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可愛い民族衣装ですね~!着てみたいっ。でも、着替える時間がないんだよなぁ…

試着

と、思っていたら、着替えたばかりの可愛い女子を発見!会場内のフォトスポットで写真を撮らせてもらいました。青いモルディブの民族衣装を着ているのは、仲眞次有沙さん(浦添中3年)赤い中国の民族衣装は銘苅優花さん(浦添中3年)。
多文化に興味を持っていて英語を勉強中というお二人は、「テストが終わったので遊びに来ました!」と、話してくれました。地元の中学生が気軽に来て多文化に触れることができるなんて、とってもいいイベントですよね。

笑顔

キュートすぎて、いろんな人が写真を撮りまくっていた女の子♡

せかいのおはなし会(読みきかせ)

お話会1

こちらは、子どもたちが楽しめる「絵本の読みきかせ」。シンガキ ファビオ イサムさんは、ブラジル語で「クルピーダ」という精霊の昔話を読んでくれました。
沖縄の「キジムナー」のように真っ赤な髪でいたずらっ子の「クルピーダ」。しかし、本当は勇気のある精霊なんだという話に、子どもたちは「キジムナーといっしょだー!」と楽しそうに話を聞いていました。
オカヤマ ダイアナ アレハンドラさんは、冬眠を嫌がる熊の絵本「いやーだよ」と、お母さんの寝起きがハリネズミに見えるという絵本「かぞくのひみつ」の2冊をスペイン語で読んでくれましたよ。
聞きなれない言葉でも、子どもたちは絵本を見ながらきちんと理解していた様子。身を乗り出してお話を聞いている子がたくさんいました。

OIC食堂&多国籍屋台

さて、JICA沖縄の上原由美子さんから「食事も楽しみにしていてください!」と聞いたからには、思いっきり楽しんじゃいますよ。この日限定のスペシャルランチバイキングがあるというOIC食堂へ向かうと、メキシコのチリコンカン・インドの鶏のから揚げ・フィリピンのゴーヤ炒め・マレーシアのココナッツミルクで炊いたご飯・沖縄のグルクン(シークヮサー風味)と、美味しそうなメニューがズラリ!

OIC食堂

皆さん、お皿にモリモリ盛っていました。

とみやまファミリー

ここで、テラスで楽しそうに食事をしていた、とみやまファミリー&ながやまさんにお話を伺いました。皆さんは「せかいのおはなし会」を楽しみに、南城市から遊びに来たそうです。
3姉妹は「あとで、可愛いドレスきてみた~い!」と話していましたが、着ることはできたでしょうか?やはり、女子の可愛いもの好き&ファッション好きは世界共通なんですね。
皆さん、お食事中なのに快く対応してくれてありがとうございました!

お次は、世界の珍しい料理を求めて多国籍屋台へ!
カレー

ネパール料理「カスタマンダップ」のバターチキンカレーは、マイルドな美味しさが特徴です。ナンにたっぷりつけて、いただきまーす!

フォー

「ベトナム屋台コムゴン」のフォーは、あっさりした風味。米粉の麺がモチモチっとしていて、パクチーが美味しさのアクセントになっていました!

トルコアイス

この日は肌寒かったのですが、「トルコロカンタケレベッキ」のトルコアイスの店前には大行列!待つこと数十分。やっと順番が来たー食べるぞー!と思ったら、お約束通り(?)目の前でアイスをひっくり返されましたよ。
「これ、一人ひとりにしてるってスゴイよね…。」まだまだのび~る行列を眺めながら、のび~るアイスのモチっとした食感と不思議な美味しさを楽しむうらナビスタッフなのでした。

世界の歌と踊り

いよいよイベントもクライマックスに近づき、盛り上がりも最高潮に!研修員の皆さんが、この日のために練習を重ねてきたという各国の歌や踊りを笑顔で披露してくれました。

歌と踊り1

大洋州(バヌアツ、サモア、フィジー他)研修員たちによるフィジーの民謡は、生演奏でした!

歌と踊り2

中南米(ブラジル、アルゼンチン、キューバ他)研修員による華やかなラテンダンス。

歌と踊り4

宜野湾高校・南風原高校の生徒も、琉球舞踊・エイサー・マーチングで盛り上げてくれました!そのあとは、会場のみんなで「カチャーシー」!まさに、世界の笑顔がチャンプルーとなった瞬間です。

歌と踊り3

最後は、英語・フランス語・スペイン語・日本語で「てぃんさぐの花」と「ふるさと」を全員で合唱。研修員の皆さんが、沖縄に来た時のことや郷愁を重ねて歌っていることが伝わったのか、
会場の皆さんも心に響く歌声に感動していました。
文化や言葉の違いはあれど、国境を超えた信頼やつながりが、ここ「浦添市」で今日も結ばれているんだと思うと、非常に感慨深い一日でした。

 

以上、「おきなわ国際協力・交流フェスティバル2017」イベントレポートでした!うらナビスタッフは一日中会場にいましたが、あっちもこっちも「みーぐるぐるー(キョロキョロ)」するほど楽しかったです。
いまご紹介した以外にも見どころがいっぱいで、時間があっという間に過ぎていきました。あ、英語が話せなくても心配ご無用です!(通訳の方もいらっしゃいました。)
友達や家族、ひとりで遊びに行っても十分楽しめるので、今年行けなかった~!という方も、来年はぜひ足を運んでみてくださいね。

また、JICA沖縄は一般の方にも食堂や図書資料室などを開放しています。
大好評の日替わりバイキングメニューが楽しめる「OIC食堂」や、外国語の本や資料がたくさん揃う図書資料室でゆっくり本を読む時間も素敵ですね!

2か月に一度、研修員による「ふれあい講座」も開催されているので、興味のある方はぜひお問合せください。

皆さん、世界をより身近に感じられるJICA沖縄へ、気軽に訪れてみてくださいね!

おきなわ国際協力・交流フェスティバル
https://www.jica.go.jp/okinawa/enterprise/kaihatsu/festival/index.html

※この記事はに作成されました。公開時点から変更になっている場合がありますのでご了承ください。