スワローズ愛をニコ生配信「笑福亭べ瓶のスワいち!」in沖縄キタ〜!

公開日 2016/02/24

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われらが東京ヤクルトスワローズを応援する、ファン参加型のインターネット番組「笑福亭べ瓶のスワいち!」(ニコニコ生放送)の公開収録が2月6日、浦添市民球場で行われました。メインMCを務める落語家の笑福亭べ瓶さん、スワローズを描き続ける美術家・ながさわたかひろさん、タレントの山本祐香さんのレギュラー陣がスワローズ春季キャンプの見学・取材に駆けつけ、番組史上初めての沖縄ロケを敢行。公開収録当日は冷たい雨と風が吹き付けるあいにくの悪天候でしたが、キャンプ見学に訪れた多くのファンが足を止めて、豪華ゲスト!?との楽しいトークに耳を傾けていました。

 

沖縄での出会い、明治神宮球場での交流を経て
スワいち!ご一行が浦添市に初上陸!

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スワいちと浦添市のなれそめは2015年2月。キャンプ取材のため、自費をはたいて浦添市民球場へやって来たパーソナリティの山本祐香さんを、浦添市観光協会がおもてなししたことがきっかけでした。観光協会某氏の熱烈すぎる歓迎に始まり、球場外へ連れ出し浦添観光へ強引に(?)ご案内、そして伝説の"ガジュマルポーズ”の誕生、などなど…。沖縄での運命の出会い以来、お互いにスワローズの優勝を願う同志として、じっくりと親交を温めてきました。
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スワいちの主な出演メンバーは、メインMCの笑福亭べ瓶さん(上写真)、美術家のながさわたかひろさん(下写真左)、そして山本祐香さんの3名です。祐香さんは、このときが初めてのキャンプ見学。シーズン中とはまた違ったチームの雰囲気に、興味津々の様子でした。ながさわさんは、ご存知の通り「キャンプインと同時に自身の活動もスタートする」という制作スタイルで、2011年から毎年浦添を訪問。そんな2人の楽しそうな姿を横目に、べ瓶さんは東京で独り「来年こそは…」との思いを強めていました。


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恋の神様はいつも気まぐれ、離れているからこそ育まれる愛もあるもの…初めての逢瀬以来、お互いに特別な存在として意識し合ってきたスワいちと市観光協会でしたが、2015年夏を境に急接近。8月、スワローズの本拠地である東京・明治神宮球場で開催された第16回「浦添デー」で、祐香さんとうらそえ仮面が偶然の再会!当日のイベントの模様は、8月24日の「スワいち#33」でも紹介してもらいました。
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さらに14年ぶりのセ・リーグ制覇が点火剤となって、両者のタダならぬ関係はいよいよ深まっていきます。11月に明治神宮球場で行われた「2015 東京ヤクルトスワローズ ファン感謝DAY」出展のため上京した観光協会スタッフは、勢いあまってスワいち収録スタジオへ突撃!「スワいち#39」番組冒頭から約1時間にわたって、生配信に出演させていただきました。


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ここまで来れば、「ほんじゃ、次は春季キャンプのときに浦添で会いましょう!」となるのは自然な流れ。スワいちでは過去に何度も地方ロケの経験があり、市観光協会としては「まだか、まだか」と手ぐすね引いて待っていました。また人一倍、浦添ロケをやりたがっていたのは、キャンプ未参加のメインMC、べ瓶さんだったかもしれません。そんなこんなで、2月6日、浦添市民球場横に設置された市観光協会特設ステージで、公開収録が行われることになりました。

 

笑福亭べ瓶さんが語るスワいち誕生秘話
ファン目線の番組づくりをこれからも

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スワいちの番組がスタートしたのは2013年3月。幼い頃から大のスワローズファンだった落語家の笑福亭べ瓶さんが、スワローズの全試合ハイライトを描く活動を続けていたながさわたかひろさんに声をかけ、ニコニコ生放送で一緒に配信を始めました。間もなくして、「三度の飯より野球好き」を自称するタレントの山本祐香さんから熱烈なラブコールを受け、「ウォ!俺たちよりスワローズのこと詳しいかも」と即採用決定。こうして番組は徐々に広がりを見せます。


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ところで素朴な疑問なんですが、べ瓶さん、むっちゃ関西弁ですやん…。しかも出身地の兵庫県西宮市って、阪神甲子園球場の所在地だし。「なぜタイガースファンじゃないの??」って、誰もが思いますよね。百歩譲って、そうした環境への反発からアンチ・タイガースになったとしても、それがどうしてスワローズファンに? べ瓶さんに思い切って直撃してみると、「色の中では青が大好きなんです。小学生の頃、親に連れられ、プロ野球チームの帽子を買ってもらったときに、たまたま選んだものがスワローズだったから」という何ともユニークな回答でした。えぇ〜!?

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それでもやはり、「ど」が付くほどのタイガースファンのメッカということもあり、高校を卒業するまで「自分がスワローズファンであることを名乗り出る勇気がなかった」そうです。とはいえ「噺」が職業の落語家になるくらいですから、「スワローズのことを友だちと話したくて話したくて、こと野球の話題に関しては、学生時代はずーーーっと悶々としていました」とのこと。だから仕事の拠点を東京に移したときに、(落語に次いで)真っ先にやりたいと思ったのが「スワローズファンとの交流」でした。

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その一環として始めたのが、自室からの動画配信でした。用意した機材はスマートフォン1台のみ。出演・監督・撮影などの制作クルーは、笑福亭べ瓶ただ一人。「話をするのが仕事やし、その日行われたスワローズの試合について、自分なりの感想を自分の言葉で発信してみようと思ったんです」。この試みがスワいちの原点となり、やがて評判が評判を呼んで、2013年1月にはUsteam番組「べ瓶の週刊スワローズ!」を開設。すると今度はニコニコ生放送から声がかかり、先に述べたような流れで現在の番組スタイルが確立しました。

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番組開始から約3年がたち、PVも順調に増加。熱心なファンに恵まれ、出演者・スタッフ・視聴者を交えての「オフ会」を開くこともあります。そうした中で、べ瓶さんが大切にしているのは、「ファンの立場であり続けること」。試合後の選手のコメントやチームの動向などの情報は、他のメディアにおまかせして、スワいちが目指すのはあくまで、「いちファンの目線から言いたいことを言い合い、ファン同士の交流を楽しめる番組」であること。子どもの頃から悶々と抱えてきた思いを、インターネットを通じて、同じスワローズファンと一緒に思い切り爆発させているかのようです。

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番組で今後取り組みたいことを尋ねると、「まさにコレ(今回の浦添での公開収録)でしょ!全国各地のスワローズファンを訪ね、一緒に語り合いたいですね」とキッパリ。スワローズ「ファン」であることをきっかけに結ばれていく、思いがけない貴重な縁。べ瓶さん、全国行脚もいいけれど、浦添からの2度目、3度目の配信もぜひぜひお願いします!

 

特別公開番組をチェック!
浦添をネタに爆笑トークがさく裂!

 

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いよいよ待ちに待った、2015年2月6日の公開収録日。この日は沖縄本島で初雪を記録した前の週ほどではないにせよ、気温は15度前後、風速約10メートルの北風が吹き荒れ、最初はおとなしかった雨も番組途中から本降りに。さぶッ!それでもステージ前の客席には、毎回番組を見てコメントを寄せてくれる視聴者が国内外から駆けつけ、キャンプ見学に訪れていたファンといっしょに場を盛り上げてくれました。
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スワいち!ファンにはすっかりおなじみのレギュラー陣も集結。まだなじみのない人は、初めまして。今後もインターネットを通じて、ぜひ視聴してくださいね。さて、べ瓶さんと祐香さんが身に着けているのは、おお、浦添市オリジナルのかりゆしウエアじゃありませんか。ながさわさんだけは、2016年1月に発売されたばかりの自著のタイトル『プロ野球画報』と題字が入ったTシャツを着て登場しました。

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最初のスペシャルゲストは、浦添市の松本哲治市長。特製のウインドブレーカーを自慢するようにさっそうと登場すると、胸に秘めたスワローズ愛をとくとくと語り、「市長就任後2年間は最下位が続き、口には出せないが責任を感じていたんです。それが先日、報道陣からの取材で、市長になって最もうれしかったことは?と聞かれて、2015年にスワローズがセ・リーグ優勝を果たしたこと!と即答してしまいました」などなど。市長! この番組ノーカットで放送なんですが、いいんですか…なざっくばらん過ぎるトークを展開していました。

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続いては、てだこレディの3名が出演。それぞれの自己紹介をした後、全国・全世界の視聴者に向けて、浦添の魅力をしっかりとPRしました。弱冠19歳の仲宗根芽衣さん(中央)は、祐香姉さんから「まだ若いのに、きちんと場をわきまえた発言ができて偉いねえ」と、お褒めの言葉もちょうだいしましたよ。

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このほか金城優希さんが得意の三線を披露したり、奥平志歩さんが新人の原樹理投手とのデート内容(!)を暴露したり、会場は歓声と笑いの渦に包まれました。


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このあたりから徐々に雨が強くなってきたため、べ瓶さんは観客をステージに上げると、何とそのままゲスト出演させてしまうという離れ業を展開!これぞまさにファン交流番組、地方ロケの現場だからこそできる粋な演出ですね。壇上に上がったほとんどの人は、以前からなじみのあるコアな視聴者の方々です。浦添市民球場でのキャンプを見学する時間の合間を縫って、会場に足を運んでくださいました。最後に一人ずつ、「今季最も期待する選手は?」と質問されると、さすが全国指折りの熱烈なファンとあって、熱く答えていましたよ。

 

以上の特別公開番組の様子は、さっそく下記のリンク先にアップされています。ここまで紹介したほかにも、珍ゲストの訪問あり、黒糖わたあめを巡るハプニングありと、あっという間の90分でした。どんな爆笑トークが展開されたのか、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

 

スワいちクルーの浦添ロケも珍道中!
べ瓶さんと浦添市民の絡みも番組にて配信♪

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さて、今回のスワいち一行の滞在中、実は公開番組の合間をぬって、浦添市内をめぐるロケも行われました。また、べ瓶さんやながさわさんのイベントもあり、メンバーはなかなかに大忙し。2月15日に配信された「スワいち#44」でも登場する珍道中の様子をここでも少しだけ、ご紹介しましょう。

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うらそえ織の工房&ショップ「サンシルク」にて。べ瓶さん、パープルな作家さんに出会う。

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沖縄の伝統芸能「組踊(くみおどり)」を上演する「国立劇場おきなわ」にて。べ瓶さん&山本さん、顔ハメパネルでツーショット。べ瓶さん、そっちは女役です…w

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浦添市役所で松本市長を訪問。ながさわさん、自著を熱くPRするも、べ瓶さんに「市長の姿が描かれてないやん!」とツッコまれる(ながさわさん大汗っ)。

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ヤクルトスワローズ浦添協力会へ。べ瓶さん、浦添名物の桑茶をいたく気にいり、「師匠になったら、高座で飲むお茶はこれにするわ〜」と絶賛。

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浦添史を紹介する施設「浦添グスク・ようどれ館」で歴史ガイドの玉那覇さんと。玉那覇さんのキュートなヘアスタイルにべ瓶さんのツッコミさく裂!?

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お昼はみんなで沖縄そば。クーポンを使って、サービスの唐揚げも堪能。べ瓶さん、沖縄そばをすすりながら、落語家の本領発揮か!? それにしても、べ瓶さんのコーレーグースの使い方が豪快。

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浦添の市産品がそろう「結ショップ」にて。ながさわさんの食レポがめずらしくキレッキレ。

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ながさわさんの「プロ野球画報2015」のトークイベント&サイン会。うらそえナビのアピールもしっかりやってくれました! ありがとうございます!

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浦添・伊祖公民館でべ瓶さん+地元芸能の落語会。

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地域の人たちとの交流もあり、会場は大盛りあがりでした。


そのほかにも、うらそえ仮面との早朝草野球大会や人気のアイスクリームブランド「ブルーシール」牧港本店での取材など、番組にて、浦添の魅力をどどーんと楽しく紹介してくれました。スワいち沖縄ロケの様子も公開されていますので、こちらもぜひご覧になってみてくださいね!

※この記事はに作成されました。公開時点から変更になっている場合がありますのでご了承ください。