浦添市民球場からほど近い住宅街に佇む、市内では珍しい穴場的ワインバー。こぢんまりとした店内に、カウンター席やテーブル席を配し、ゆったりとした雰囲気の中で、くつろぎのひとときを過ごせる大人の空間だ。オーナーは、県内の有名リゾートホテルで、バーの立ち上げやレストランのマネジャー経験を持つソムリエ。店内にあるワインセラーには、沖縄ではなかなかお目にかかれないレアものも含め、800本以上の品揃えがずらりと並ぶ。

フレンチをベースに、ワインに合わせるフードもさまざま。日替りで4～5種が登場するおすすめメニューのほか、チーズの盛り合わせやピザなどの定番も20種類ほど。オーナーいち押しの『熟成牛のステーキ』は、低温で30日以上じっくりと熟成させた肉が自慢。バルサミコ酢とわさびが、肉のまろやかなうま味とコク・香りをいっそう引き立てる。

お肉に合わせてセレクトしてくれたのは、『ブルゴーニュ ピノワール』。「当店の名前にちなんで、今日はブルゴーニュ産のワインをセレクト。華やかで繊細な味わいが特徴なんですよ」と、ワインにあまり詳しくない本記事担当(汗)に、丁寧な解説もつけてくれた。日替りで10種類のグラスワインの飲み比べが楽しめるのも、こちらの魅力。ワイン初心者から上級者まで、それぞれの楽しみ方が見つかりそうだ。