浦添美術館やてだこホールのあるカルチャーパーク前に、ジーマーミ豆腐の名店「手作りの店 トミ家工房」が店を構えている。店に入ると目の前にガラス張りになった工房が見える。店舗兼工房であるこの店では、販売だけではなくイートインも可能。カウンターからは工房の様子が見られるようになっており、ジーマーミ豆腐を食べながら、ひとつひとつを丁寧に手作業で行い手間暇かけて作っている作業工程を見学できる。

徹底したこだわりから作られる「トミちゃんのジーマーミ豆腐」(3個パック：315円～)には、プレーン、黒糖、うこん、紅芋の4つの味があり、昔ながらの手作りの味が評判を呼んでいる。口に入れた途端、落花生の風味が強く広がり、もっちり、プルルンとした弾力があり、つるんとした喉ごしは「トミちゃんのジーマーミ豆腐」ならではのオンリーワンの味だ。

「トミ家工房」「トミちゃん」の「トミ」とは、実は代表である永井達也さんのお母さんのお名前。永井さんが小さい頃に、お母さんが趣味で作っていたジーマーミ豆腐、お袋の味こそがそのルーツ。「“トミちゃんのジーマーミ豆腐の食感と味こそが、ジーマーミ豆腐である”といわれる日までガンバリます！」と、永井さんはこのジーマーミ豆腐を沖縄の県産品として広めたいと考えているのである。また、食育の一環として学童・保育園の子供たち限定で「工房体験」も可能なので、ジーマーミ豆腐を通して沖縄の食文化に触れさせてみてはいかが？